【海外の反応】フェルスタッペンが壁に刺さり続ける原因は「ウイングの回転方向」

2026年のF1を象徴する珍装備、フェラーリの「マカレナ」ウイング。その回転する“向き”こそがレッドブルとの決定的な差を生んでいる、という分析が大きな話題を呼んでいる。

そもそもマカレナウイングとは何か。2026年から導入されたアクティブエアロ(ストレートで翼を寝かせてドラッグを減らし、コーナーで立ててダウンフォースを稼ぐ仕組み)に対するフェラーリの回答で、バーレーンのプレシーズンテストで初披露。リアウイングが単に寝るのではなく、くるっとめくれて上下逆さまになる奇妙な動きから、チーム代表フレデリック・バスールが「マカレナ(踊りのような動き)」と呼んだのが名前の由来だ(ハミルトンは「フリップフロップ=ビーチサンダルのウイング」と命名している)。そして今や、フェラーリとレッドブルの2チームがこの反転ウイングを走らせている。ただし両者は回転の向きが逆で、フェラーリは前後方向に大きく反転、レッドブルは後方から上へめくれ上がる動きで開口部がより大きい。

話がキナ臭くなるのはここからだ。レッドブルはオーストリアGP(シュピルベルク)とイギリスGP(シルバーストン)でフェルスタッペンが立て続けにクラッシュ。リアウイングが閉じきらなかったことが原因と報じられ、本人は「超危険だ」と語った。FIAはフェラーリ・レッドブル双方に安全面の説明を求める事態になっている(レッドブルは2件のクラッシュは別々の原因だと説明)。一方でフェラーリは自分たちのマカレナウイングで、今のところノートラブル。この差は一体何なのか、というわけだ。

そこで持ち上がったのが、元記事(イタリアのメディアf1ingenerale)が唱える説だ。曰く、フェラーリの回転方向だとウイングが閉じていく過程でダウンフォースがスムーズに回復するのに対し、レッドブルの向きは完全に元へ戻りきるまで空力の回復が遅れ、その一瞬でグリップが急に抜ける、というもの。あくまで有志やメディアの分析であって公式見解ではないが(前述の通り、報じられている直接原因は「ウイングが閉じない」機構トラブルだ)、この“回転の向き”仮説がスレッドに火をつけた。

「エンジン作れない奴のための空力」が完全にブーメラン

「空力なんてのはエンジンを作れない連中のためのものだ」…この名言、今になって最高に効いてきたな。

どうやら空力も「空力を作れない連中のためのもの」らしいぞ。

「空力はエンジンを作れない奴のためのもの」はフェラーリ創始者エンツォ・フェラーリの言葉とされる有名なフレーズ。

完全に立場が入れ替わったな。今やフェラーリが空力の権威で、レッドブルは良いエンジンしか作れない、ってことになってる。

フェラーリだって良いエンジンを作ってたぞ。メルセデスとその他大勢がFIAにロビー活動して、ターボラグを解消してスタートをきれいに決められるエンジン設計の恩恵を、レース開始の規則は変えないまま潰すまではな。

いやはや、心の底から驚愕しているよ(棒)。

結局あの図は何を言ってるのか(賢者たちの解説タイム)

図が何を示してるのか、理解してるフリをしておくとするか。(追記)コメント欄の賢い人たちが解説してくれて感謝。この新たに得た知識で空力エンジニアの職に応募してみるわ。

フェラーリのウイングは上へめくれて反転する。レッドブルのウイングは下へ潜り込む。上にめくれる方が車の安定性には良いらしい。

報道ベースだと、フェラーリのウイングは前後方向に大きく反転、レッドブルは後方から上へめくれ上がる逆向きの動きで、開口部はレッドブルの方が大きい。以下のコメントに出てくる「失速(ストール)」は翼から気流が剥がれてダウンフォースが急に抜ける状態、「再付着」はその気流が翼に戻ってダウンフォースが回復すること、と押さえておくと読みやすい。

閉じるときにウイングにかかるダウンフォースを考えれば腑に落ちる。フェラーリはあの向きに回るから、ダウンフォースが押し戻す方向に働いて閉じやすい。逆にレッドブルはダウンフォースに逆らいながら隙間を閉じないといけない。レッドブルの利点はウイングを「開く」のが楽なことだが、コーナー手前で元の位置に「戻す」ことを考えると、閉じやすい方が有利だ。

フェラーリのウイングは元の位置に戻るとき、いわば手の甲で払うような動きになって、余計な空気を拾わない。一方でレッドブルは戻るときに空気をすくい上げてしまうから、ウイングを寝かせた後のリアが不安定になる。

要するにレッドブルのウイングは開口部が大きいぶんストレートでは速い。ただ完全に元へ戻るまでウイングが「隠れた」状態になる。フェラーリはストレートでの効率は劣るが、ブレーキング時に気流をしっかり受け止めて常に張り付いたままなんだ。

シンプルに言うと、フェラーリのウイングは開いた状態から閉じる途中で「迎え角ゼロ」を通過する。だから閉じながら気流が再付着し、動き終わる頃にはフルのダウンフォースを出せている。対してレッドブルは失速した角度から閉じ位置に近づく。この手のウイングは普段から失速ギリギリで動いているから、気流が付き直せる最速のタイミングは完全に閉じる直前。そこからさらにしばらく失速したまま、剥がれた不安定な気流が付き直すのを待つことになる可能性がある。

それ、説明が少しズレてると思う。ウイングが閉じきる1度手前の状態を想像してほしい。フェラーリのウイングはそこでの迎え角が少し浅い。レッドブルのウイングは少し立っていて、失速に近い。そこから5度動くと、フェラーリは「まだ浅い」領域にいるのに対し、レッドブルはおそらく完全に失速している。気流がリアウイングだけでなく車体まわりの他の流れも含めて再付着して安定するには時間がかかる。フェラーリの設計は、ウイングを一度気流に対してほぼ中立の状態を通してから迎え角を増やしていく。だから気流が段階的に、しかもより読みやすい形で付き直す時間を稼げているんだ。レッドブルの設計はフェラーリよりドラッグを削れるかもしれないが、閉じるときにはほぼ最後まで完全失速の状態を通過する。そこから一瞬、狙った空力状態に戻るまでの時間があって、その間は車が予測不能で不安定になる。

レッドブルの狙いはたぶん、閉じる局面を「引き延ばして」文字通り垂直な壁を作り、パラシュートみたいに使うことなんだろう。角度のついたウイングをずっと保つんじゃなくてな。個人的には、レッドブルの設計は車重問題を解決するまではうまくいっていて、今は余分なダウンフォースが足りずホイールスピンを抑えきれていない、という説も好きだけど。

フェラーリは石橋を叩き、レッドブルは急いで壁に刺さった

フェラーリファンとして、これが本当であってほしい。そうなればフェラーリがイノベーションでまたリーダーに返り咲いたってことだからな。言っておくと、フェラーリはこのソリューションを導入する前にかなり研究して、テストもして、安全に使えると確信できるまでデビューを遅らせた。レッドブルが同じことをやってたようには見えなかったけどな。

いや、マカレナウイングを最初に試したのはそもそもフェラーリだろ。

ああ、テストではな。その後上海に持ち込んで、また試して、当時はまだ問題が残ってた。だから安全に使えるようになるまで待って、そこから本格投入したんだ。

中東の2レースが両方中止になって、開発に集中できたのが大きい。研究と熟成の時間が増えたからな。

マクラーレンが自分たちのバージョンを遅らせてる事実を見ると、レッドブルは急いで出したんだろうなと思う。

彼らがバリアに突き刺さり続けてる事実がそれを裏付けてるよ。

マクラーレンは風洞とCFDの使用時間が削られてるのも、彼らが回避しなきゃいけない要因だ。元々の空力コンセプトも、これまで見てきたアップデートも、かなり保守的に見える。遅くても着実で一貫したアップデートサイクルは、グラウンドエフェクト時代にはちゃんと報われた…最終的にはな。

ああ、レッドブルはフェルスタッペンを4位以内に入れるために何もかも急ぐ必要があった。じゃないと離脱条項を発動されかねなかったからな。それが完全に裏目に出た。

本当にレッドブルのウイングは”劣化版”なのか

つまり隙間が大きい=常に良い、ってわけじゃないんだな。マイアミではレッドブルの方がむしろうまくやってたように見えたし、問題もなかった。でもレースを重ねるにつれ、レッドブルがそこまで得してるようには見えなくなった。フェラーリは劣ったエンジンとより小さいスロット隙間でも、カナダみたいなパワーがものを言うコースですら抜いてみせた(例外はオーストリア。標高が高くてフェラーリの小さいターボには不利だった)。

たぶんマイアミのコーナーが、ストレートモード区間の後に来る高速コーナーじゃないからだよ。この問題が出るのはまさにそういう場面だけだからな。

でもハジャーはこのウイングで問題を起こしてないんだよな。単にマックスが運悪く2回続けてやられただけかもしれない。

あるいはハジャーの方がコーナー進入で慎重なのかもしれない。それなら、あの一瞬の差もそこまで大きな問題にはならない。

レッドブルの設計より優れてるのは明白だろ。フェラーリの車はこのウイングのせいで1台も壁に行ってないんだから。

ルクレールは行ったぞ。

彼のクラッシュってモナコだけじゃなかったか?しかもあれはブレーキと崩れかけた路面の合わせ技だろ。

禁止されるの?されないの?(レギュレーションの整理)

みんな忘れてるけど、フェラーリは中国のFP1の後にこのウイングを外してるんだよな。ちゃんと閉じきらずに失敗して、コントロールを失ったのは確かルイスだった。各チームが正しく仕上げれば、これは定着すると思う。導入を急がず時間をかけているチームは、他チームの失敗を見て学べる恩恵を受けてるわけだ。

これは残すべきだ。ドラッグ低減機構をどう設計するか、チームにもっと自由を与えるべきだよ。

来年から禁止されるんだと思ってた。

禁止されたのは排気の中のミニディフューザーの方だ。回転式(マカレナ)ウイングは禁止されてない。

2027年から禁止されたのはフェラーリが生んだ排気口まわりの小型ウイング(通称FTM)の方で、回転式リアウイング(マカレナ)は禁止されていない。マカレナはレッドブルやマクラーレンも追随しており、来季も残る見込みだ。

“Altri team” って何だよ。

イタリア語で「他のチーム」って意味だよ(マジレスかどうかは知らんが)。

フェラーリはこれも想定していたんだろうか

出典:r/formula1、f1ingenerale

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