F1公式のクイズ企画「Grill the Grid」が、2026年で10年目に突入した。7月30日に公開されたお題は「チーム遍歴からドライバーを当てる」。所属したチームの並びだけを見せられて、それが誰なのかを言い当てる形式だ。
そこに出てきたのが「トロロッソ → レッドブル」という遍歴だ。これを提示されたアレクサンダー・アルボンが、そんなキャリアで止まっている人間はいない、という方向の答えを返した場面。
問題はアルボン自身がまさにその道を歩いた当事者だということ。2019年、ルーキーイヤーの12戦を終えた時点でトロロッソからレッドブルへ昇格。しかし2020年限りでセルジオ・ペレスに席を明け渡し、1年をリザーブとして過ごしてから2022年にウィリアムズで復帰した。同じ構図はピエール・ガスリー、リアム・ローソン、そして角田裕毅にも当てはまる。「トロロッソからレッドブルへ上がって、そのまま残った現役」という条件が、頭の中で自動的に空欄になるのも無理はない。
例外は1人しかいなかった
1人を除いて全員、そういうことみたいだな。
もちろん、マックス・フェルスタッペンただ1人を除いてね。
五条悟が言いそうなセリフだな。
こんなキャリア、平安時代以来だ。
アルボンはなぜ該当者なしと判断したのか
この発言、よく考えると成立してないんだよな。仮にその時点でクビになっていたとしても、チーム遍歴としては正解のままなんだから(笑)。正確には「このキャリアで止まっている奴はいない、必ずトロロッソ降格が後ろにくっつくから」だろ。
ジョークだって。実際、グリッドの4分の1くらいが同じ目に遭ってるんだから。
現役ドライバーだという条件を先に伝えられていたんだと思う。
クイズの対象が100戦以上のドライバーだけだったから、ああ言ったんだよ。
よく分からないんだけど、誰か説明してくれない? ありがとう。
キャリアで所属したチームから現役ドライバーを当てる、という企画。トロロッソからレッドブルに上がって、いまもグリッドにいる100戦以上の現役はマックス・フェルスタッペンだけ。同じルートを通った他の現役は全員レッドブルをクビになって、F1を去ったか別のチームにいる。
レッドブルはセカンドシートのドライバーをしょっちゅう切る。アルボン、ローソン、角田、チェコ、クビアト。だからアルボンは「そんなキャリアの奴はいない」とネタにした。大半は第2チームへ降格させられるからね。
現役限定じゃなかったよ。ヒントとして出されただけで、誰でもあり得た。それでも正解はマックスだけだと思う。他は全員別のチームに行ったか、Bチームに送り返されたから。あとアルファタウリは別チーム扱いになっていた。
トロロッソ組の名前を並べてみると
ええと、クビアト、ガスリー、アルボン、ローソン、角田。ペレスはレッドブルの育成出身じゃない。クビになったのは事実だけど、その前にマクラーレンやフォース・インディア/レーシング・ポイントに乗っている。
現役ドライバーだと伝えられていて、アルファタウリとVCARBに変わった後のドライバーは除外されていた。そりゃ混乱するわ。
角田がいた頃はもうトロロッソという名前じゃなかった。ローソンも同じ。
いや、ユウキは111戦で終わってるぞ。
角田が加入したのはトロロッソがアルファタウリに改名した後。だから角田ではあり得ない。とはいえ、大半のドライバーが最初にマックスと答えなかった理由は分かる(笑)。
いまのところハジャー以外、レッドブルに残ったドライバーは1人もいない。みんなトロロッソかアルファタウリかVCARBに戻されるか、よそへ行った。記憶が正しければクルサードとウェバーは例外。あと条件は100戦以上のドライバーだった。
ハジャーは例外側に回れるのか
アレックスがあのまま残っていたら、ハジャーと同じくらいやれていたはず。ピエール、アレックス、リアム、ユウキは、場所は合っていてもタイミングが悪かっただけだ。
ハジャーもちゃんと結果を出しているしな。
彼はトロロッソには乗っていない。VCARBだ(同じチームだけど名前が違う)。
結局いちばん割を食ったのは誰か
あの中だと、総合的にはユウキが一番弱かったと思う。
同意しかねる。ローソンのほうが角田より弱い。
そこは議論の余地がある。ローソンはVCARB1年目で角田とほぼ同等のペースだった。レッドブルでは3戦しか走っていないから、あの期間で判断するのは無理がある(内容はひどかったけどね)。角田はアルファタウリ/VCARBでの経験が豊富だったぶん、レッドブルであれだけ振るわなかったのは本当に意外だった。昇格時点でもっと経験の浅かったガスリーやアルボンより悪かったわけだから。
同意しない。角田が渡されたマシンが一番ひどかった。
角田は違う。あいつはひどいドライバーだ。ホンダがいなければキャリアすら成立していなかった。
マルコは角田に惚れ込んでいた。ホンダがいなくても確実にF1に上がっていたよ。
話はアルボンの現在地へ
アルボンはサインツより一段下。レッドブルが残す理由が分からない。ウィリアムズも契約を更新しないだろう。
(笑)するに決まってるだろ。何を言ってるんだ。
去年の中盤以降、彼はサインツの隣でひどい出来だ。そのサインツ自体がBランクのドライバーなのに。ウィリアムズはトップクラスのドライバーを探したほうが賢い。レッドブルが席を用意しないなら、フォルナローリやツォロフに賭けてみればいい。
サインツとアルボンはレースペースで、フェラーリの2人に次いで差が小さい。両者の間は0.1秒未満だ。いまの予選は牙を抜かれた状態だし、ウィリアムズは予選中に実験もしている。サインツが予選で見せている優位は割り引いて見る必要がある。アルボンはそこまで離されていない。
下位に沈みがちなチームに、トップドライバーを選ぶ余裕なんてない。サインツとアルボンを揃えられているだけで幸運で、おそらくボッタス+マッサ以来のベストラインナップだ。サインツは公然とウィリアムズを批判していて出たがっているし、チームとしてはどちらか1人でも残せれば御の字だろう。ウィリアムズはアルボンをラインナップの軸として絶対に残すべきだ。サインツにも、さっき名前が挙がった新人にも共通する問題は、ウィリアムズに長く留まらないこと。若手が本物なら、すぐにトップチームへ移りたがる。そうなったらウィリアムズは賭けに出て見返りを得られなかったことになる。何のための賭けだったのかという話だ。下位チームには、チームを引っ張れる程度に速く、よそが欲しがるほどではない、腰を据えたドライバーが最低1人は必要になる。ハースにとってのマグヌッセンがそうだった。ヒュルケンベルグを取ったときはそこが崩れた。ハースには速すぎて、アウディからオファーが来てしまったんだ。
まだそうは言えない。ただ、この差がシーズンを通して維持されるか広がるなら、そうなるかもね。
そもそも今は差なんてない。ペースもポイントも実質的に互角だ。モナコでチームのために動かなければ、アレックスのポイントはもっと多かった。
レッドブルで生き残る方法
何人かのドライバーは、マックスがレッドブルを産んだくらいの感覚でいるんじゃないか。見ていて面白かった。
複数回のワールドチャンピオンになればいいだけの話。それで問題ない。
角田はクラッシュがないIFを見てみたい。いい結果を出せそうなときに限ってチーム側の不手際もあったし不運だったと思う。
出典:r/formula1

