オランダGP 金曜レポート 上位4台が0.1秒圏内の大接戦、ローソンと角田は緊急スイッチで11・12番手

スプリント予選
FP1

スプリント予選結果

順位 ドライバー チーム SQ1 SQ2 SQ3
1 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:13.278 1:12.235 1:11.567
2 ランド・ノリス McLaren 1:13.071 1:12.189 1:11.608
3 シャルル・ルクレール Ferrari 1:13.011 1:12.190 1:11.622
4 オスカー・ピアストリ McLaren 1:13.126 1:12.026 1:11.666
5 キミ・アントネッリ Mercedes 1:13.668 1:12.511 1:11.794
6 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:13.585 1:12.771 1:12.094
7 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:13.151 1:12.445 1:12.191
8 ピエール・ガスリー Alpine 1:13.977 1:12.720 1:12.578
9 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:13.730 1:12.786 1:12.583
10 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:14.057 1:12.785 1:12.737
11 リアム・ローソン Red Bull 1:13.420 1:13.136
12 角田裕毅 Racing Bulls 1:14.490 1:13.145
13 フランコ・コラピント Alpine 1:14.618 1:13.439
14 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:14.284 1:13.616
15 エステバン・オコン Haas 1:14.503 1:13.893
16 アレクサンダー・アルボン Williams 1:14.596 1:14.294
17 オリバー・ベアマン Haas 1:14.728
18 カルロス・サインツ Williams 1:14.738
19 ランス・ストロール Aston Martin 1:15.391
20 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:15.472
21 セルジオ・ペレス Cadillac 1:15.545
22 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:16.014

FP1 結果

順位 ドライバー チーム タイム 周回
1 キミ・アントネッリ Mercedes 1:12.949 36
2 ランド・ノリス McLaren 1:13.070 +0.121s 30
3 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:13.074 +0.125s 37
4 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:13.139 +0.190s 34
5 シャルル・ルクレール Ferrari 1:13.238 +0.289s 39
6 オスカー・ピアストリ McLaren 1:13.608 +0.659s 35
7 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:13.784 +0.835s 34
8 ピエール・ガスリー Alpine 1:13.911 +0.962s 28
9 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:13.992 +1.043s 29
10 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:14.285 +1.336s 37
11 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:14.325 +1.376s 25
12 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:14.511 +1.562s 25
13 フランコ・コラピント Alpine 1:14.826 +1.877s 31
14 リアム・ローソン Red Bull 1:14.861 +1.912s 30
15 オリバー・ベアマン Haas 1:14.874 +1.925s 32
16 エステバン・オコン Haas 1:14.897 +1.948s 31
17 角田裕毅 Racing Bulls 1:15.110 +2.161s 35
18 ランス・ストロール Aston Martin 1:15.199 +2.250s 24
19 アレクサンダー・アルボン Williams 1:15.357 +2.408s 33
20 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:15.580 +2.631s 28
21 セルジオ・ペレス Cadillac 1:15.700 +2.751s 28
22 カルロス・サインツ Williams 1:16.345 +3.396s 32
目次

FP1ハイライト

アントネッリが唯一の1分12秒台、上位5台は0.3秒圏内

セッション前の雨で路面はウェット宣言のまま走行が始まり、各車はインターミディエイトでコースに出た。開始5分すぎからスリックへの切り替えが進むと路面は急速に改善し、ルクレール、ハミルトン、ノリスと基準タイムが次々に更新されていく。最後に出したのがアントネッリの1:12.949で、22台で唯一の1分12秒台。ノリスが0.121秒差、ラッセルが0.125秒差で続き、ハミルトン、ルクレールまでの上位5台が0.3秒に収まった。アントネッリはセッション中盤にターン10で1回転する場面もあったが、終盤のソフトで取り返している。

ミディアムの連続走行はフェラーリが最も安定

一発のタイムより差が出たのは連続走行のほうだった。セッション終盤に各車がそろって周回した区間で、ハミルトンは12周を超えて使ったミディアムで1分15秒5台を3周続け、ルクレールも18周を超えたタイヤで1分15秒7台を3周そろえている。マクラーレンはノリスが1分15秒6から1分16秒2、メルセデスはアントネッリが1分15秒8から1分16秒4、ラッセルが1分16秒0から1分16秒7のレンジ。各車でタイヤ年齢がそろっていないため単純比較はできないが、使い込んだタイヤで1分15秒台を複数周そろえたのはフェラーリの2台だけだった。

レッドブル勢はトップ10圏外、フェルスタッペンが11番手

フェルスタッペンは11番手、ローソンは14番手で、レッドブルはトップ10に1台も入れなかった。フェルスタッペンはターン13でオーバーステアが出てグラベルに飛び出し、マシンの挙動を無線で訴えてピットに戻る場面もあった。走行の大半をハードに充てており、周回数も25周にとどまっている。ローソンもターン11で挙動を乱し、ソフトでのベストは1:14.861、フェルスタッペンから0.536秒差の14番手でセッションを終えた。

スプリント予選ハイライト

ラッセルがSQポール、上位4台は0.1秒圏内

SQ1のトップはルクレール、SQ2のトップはピアストリで、ラッセルはどちらでも首位に立っていない。それでも最後の1本で1:11.567をまとめ、ノリスに0.041秒差でSQポールを獲得した。ルクレールが0.055秒差、ピアストリが0.099秒差と、上位4台は0.1秒に収まっている。ラッセルにとっては今季3回目のスプリントポール。5番手のアントネッリはSQ1でグラベルに飛び出してフロアを傷めており、その状態でラッセルから0.227秒差だった。7番手のハミルトンはポールから0.6秒以上遅れ、チームメイトのルクレールに対しても0.569秒差をつけられている。

0.041秒の中身:ラッセルはS1とS3、ノリスはS2で最速

ポール争いの中身を分解すると、2人は正反対の場所で稼いでいる。ラッセルはセクター1の24.381とセクター3の21.752がどちらもSQ3最速。対するノリスはセクター2の24.983が最速で、この区間だけでラッセルに0.451秒の差をつけた。ラッセルがセクター1とセクター3で合計0.492秒を稼ぎ、ノリスがセクター2で0.451秒を返した差し引きが0.041秒である。スピードトラップでもラッセルの321km/hに対してノリスは308km/h。

ホンダのSpec 2を投入したアストンマーティンが最後尾に

アストンマーティンはこの週末、ホンダのSpec 2パワーユニットを含むアップデートを持ち込んだが、結果はストロールが19番手、アロンソが22番手。2台そろってSQ1敗退で、アロンソは最下位だった。アロンソはターン1でロックアップしてコースを外れており、セッション後にチームはリアウイングのストレートラインモードが機能していなかったことを認めている。

ローソンと角田、急な入れ替えで迎えた金曜

この週末は両レッドブル系チームのラインナップが変わっている。ハジャーが夏休み中のトレーニングで手首を負傷して欠場となり、レーシングブルズのローソンがレッドブルへ、リザーブの角田裕毅がレーシングブルズに入った。SQ1ではローソンの1:13.420がフェルスタッペンの1:13.585を上回り、そのまま11番手でSQ2敗退。角田は12番手で、ローソンとの差は0.009秒だった。角田にとっては2026年型マシンでの初のレース週末で、レーシングブルズ(旧アルファタウリ、RB)では通算90戦目となる。ローソンは2023年のこのザントフォールトで、リカルドの負傷による代役としてF1デビューしている。

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