夏休みの真っ最中に、フェラーリのアップデートについて話題になっている。イタリアメディア発でSF-26の後半戦開発計画が報じらた。
報道によれば、フェラーリは強いベースを持てたおかげで予算を節約できたという。そのうえで後半戦に向けて段階的なアップデートを用意しているらしい。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| ザントフォールト(第12戦) | フロアの進化版。バルセロナで投入したパッケージの発展形 |
| モンツァ(第13戦) | ADUO2枠でのPUアップデート。ターボチャージャーを再設計 |
| 秋(アメリカ大陸ラウンド) | 4つ目のパッケージ |
| 2027年 | 新しいPUコンセプト |
オーストリアGP後にはトト・ヴォルフが、フェラーリはそのうち予算キャップの枠を使い切るのではないかと述べ、ヴァスールがそれを、レッドブルやメルセデスが開発すれば天才で自分たちが開発すればチート扱いなのかと語気を強めて切り返した経緯がある。
いきなりケータリングの話にされる
「強いベースのおかげで予算を節約できた」ケータリング業者といい契約でも結んだのか?
「申し訳ありませんがケータリングは出せません、食事は各自ご持参ください」
フレッドが説明してたやつだ。2025年のプレシーズンテストと開幕2戦、特に両車DSQを食らった中国を見た時点で、自分たちのコンセプトが機能していないと悟って、マクラーレンには追いつけないと分かった。だからコンストラクターズで2位や3位を争うために金と風洞時間を突っ込む代わりに、たぶん4位で終わることを承知の上で2025年の開発を丸ごと捨てた。開発を全部2026年のパッケージに集中させたわけ。
コンセプトの伸びしろか、根本的な欠陥か
今のフェラーリは、部分的には2022年のレッドブルに近い。選んだコンセプト自体が全チームの中で最も伸びしろが大きくて、方向性として正しい。根本的な欠陥がないから、それを直すために大金を使う必要がなかった。弱点はエンジンで、なぜかというと前任のPU部門のTDが新しいマシン向けにパワーと信頼性を両立したエンジンを作れなかったから。要は風洞時間の使い方の問題で、その大半をSF-26に集中させたということ。去年の予算を今年に大量に投げ込んだと勘違いしてる人がいるけど、そういう話じゃない。
「選んだコンセプトは全チームの中で最も伸びしろが大きく、方向性として正しい」これってもう確定した話なのか?そんな記事どこでも読んだことないんだが。ハンガリーのリアタイヤの問題はどうなんだ。あれはエンジン由来じゃなくて根本的な欠陥に見えるけど。
PUの「問題」の一部はこういう話じゃなかったか。マシンがスタートで遅くなることにフェラーリが気づいてFIAに掛け合ったが、FIAは自分で何とかしろと突っぱねた。そこでフェラーリはスタートを助けるために小さいターボを選んだ(ストレートでの速さを多少犠牲にして)。ところが他のチームもスタートが遅くて、そっちのロビー活動でルールが変わった、と。
ADUOという仕組みへの疑問
エンジンのアップグレードって仕組み的にどうなってるんだ?ここで2つ目のADUOを使うわけだよな。シーズンが終わった後、2027年に向けてエンジンをまだいじれるのか?それともADUOに含まれるパーツについてはこれで打ち止めで、次のレギュレーションまで乗り切るしかないのか?
ADUOはシーズン中の追加アップデート枠。2027年に向けては冬の間に好きなだけアップグレードできる。
4つ目のパッケージという言葉に反応が集まる
……4つ目? だからこそ、特にモンツァ以降はメルセデスが最速のマシンであり続けるとは思えないんだよ。
メルセデスのアップデートがどれくらい大きいか次第だな。カナダのやつだって大したものじゃなかったし。
本人たち曰く3テンス稼いだらしいぞ。
今年の状況を考えると、それでもトラック上で前に居続けるには足りないかもしれない。とはいえ、赤いマシンがタイトル争いで前に出るほうがもっと難しいだろうけど。
メルセデスは温存しているのか、追い込まれているのか
メルセデスは今季の大型アップデートを後半戦に寄せてるんだよ。何もせず立ち止まってるわけじゃない。フェラーリはあれだけアップデートを重ねておいて、今季まだトラック上でメルセデスやキミを抜いてトップに立ったことがない。2勝にしたって運(シルバーストン)と戦略(バルセロナ)で転がり込んだものだ。
主に、今年はあまりアップデートする予定がなかったからだよ。序盤の大きなアドバンテージを使って2026年の両タイトルを流して取り、2027年に1年分のフル開発でみんなを吹き飛ばす、というのが元々の計画だった。
それはどうかな、2つ理由がある。1つ目は、メルセデスが夏休み明けに積極的なアップデートをしないという決定を撤回したという報道が出たこと。つまり元々は予定になかった。2つ目は、トトがフェラーリと予算キャップについて声高に語っていること。あれはフェラーリの開発ペースに追いつけず、焦りを感じている人間の発言だ。彼は自分たちのPUが最も信頼できるものではないと知っているし、フェラーリが夏休み明けに、特にエンジンの劣勢を埋めるためのアップデートを大量に持ち込んでくることも知っている。そして自分のところのエースが速いが非常に経験の浅いドライバーだということも。もしルイスが差を詰めてきたら、プレッシャーが最高潮に達する場面で、2年目の19歳が史上最多タイトルのドライバーと戦うことになる。ルイスはタイトル決定戦を10回くらい経験していて、あの状況を知り尽くしている。
メルセデスも夏休み明けに大型のアップデートパッケージを複数持ち込むぞ。
パッケージ「群」じゃなくて、パッケージ1つな。複数の報道によれば、そもそもそんなに使う計画じゃなかった。今のところ確定している大型の空力パッケージは1つだけ(おそらくシンガポールかザントフォールト)。それとは別に、フェラーリと同じようにレースごとの小さいアップデートは持ち込んでくるだろうけど。
ヴォルフはハンガリーGP後、アップデートを後半戦寄りに配分してきたと認めた上で、投入のタイミングを戦略的に選ぶ必要があると述べている。
金の使い方と信頼性の代償
昨日読んだんだが、メルセデスは予算上の理由でアップデートのペースを維持できないらしい。本当かどうかは分からないけど、もしそうなら、メルセデスはマシン開発の初期にヤケクソで金を使いすぎたってことか? それとも支配できると踏んで来年に回したのか? だとしたら急に厳しい状況に置かれることになる。まあ時間が経てば分かる。後半戦は面白くなりそうだ。
メルセデスは2014年の再来になると思って、マシンのベース版にフェラーリよりずっと多くの金を使ったのかもしれない。勝った回数だけ見れば当たっていたけど、圧倒的に勝ってるわけじゃない。しかも信頼性にも金がかかってる。バッテリーは安くない。2014年のメルセデスはアップデートが一切要らなかった。オーストラリア仕様のまま1年走って、余裕を持って勝てた。
2レースに1回のペースでエンジンが無様に壊れるとは思ってなかったんだろうな。
アントネッリを捕まえられるのか
先に言っておく。フェラーリのアップデートで総合的に最強のパッケージにはなるが、アントネッリを捕まえるには遅すぎる。2027年に向けては全部順調に見えて、そこで新しい2027年PUコンセプトがまた全てを台無しにする。追いかける側に戻って、同じことの繰り返し。来年こそは、ってやつだ。
アントネッリはシーズン終了までに何度か悪いレースをすると思う。
たぶんな。でもシャルルとルイスが互いに潰し合う。
2027年でまた振り出しに戻る説
問題は、これがどれくらい来年のマシンに引き継がれるかだ。
来年のレギュレーションを、フェラーリの苦労がほぼ無意味になる程度にちょうどよく調整してくるさ。
ヴォルフいじりが始まる
トトはこれを読んで頭を抱えるだろうな。
トトがついにジョージのマシンを直す。
マックスを乗せればいい。
そうだな、マックスならストレートでマシンを0.5秒速くできるもんな。
それでも期待は膨らむ
ハミルトンはザントフォールトでまだ勝ってないぞ。
ザントフォールトでのF1開催は2021年の復活以降5回で、ハミルトンの最高位は2021年の2位。2026年大会はプロモーターとの契約上、最後の開催となる。
チームのファンとしては、最後の数戦までタイトル争いに絡んでいけるかもしれないというのは、それなりに胸が躍る話だ。
もっと寄越せ。あと2、3勝はいけるだろ。
好調ハミルトンの追い風になればいいな
出典:r/formula1

