フェラーリが2026年のプレシーズンテストに持ち込んだ、上側のフラップが180度ひっくり返る奇怪なリアウィング。パドックで「マカレナウィング」と呼ばれるようになったあの装置が、シーズン折り返しを過ぎた今、開発合戦の主戦場になっている。ただし、ここまで一度もトラブルを出さずに踊り続けているのはフェラーリだけ。
レッドブルはマイアミで独自版を投入したものの、オーストリアの予選とイギリスGPでフェルスタッペンがクラッシュ。本人が危険だと強く訴える事態になり、ベルギーでは従来型のウィングに戻した。FIAもフェラーリとレッドブルの双方に、システムの安全性についての説明を求めている。レッドブルはその後、原因を機械的な問題と特定して対策を施し、ハンガリーで復帰させた。マクラーレンはオーストリアで走らせる予定を直前で取りやめ、ハンガリーのフリー走行でようやく初めて実走させた。ただし予選と決勝では従来型に戻しており、レースでの投入はイタリアGPが想定されている。そしてメルセデスは、2025年のうちにこのコンセプトを検討したうえで別の道を選んだと伝えられている。
| チーム | マカレナウィングの現状 |
|---|---|
| フェラーリ | マイアミ以降フル稼働。ハンガリーで高ダウンフォース版を投入 |
| レッドブル | マイアミ投入。オーストリア・イギリスでのクラッシュを受けベルギーで一旦撤去、対策後に復帰 |
| マクラーレン | オーストリアで投入見送り。ハンガリーのフリー走行で初実走、レース投入はイタリアGP想定 |
| メルセデス | 2025年に検討したものの不採用と報じられる |
そしてここで火種になっているのがコストキャップだ。ヴォルフはオーストリアGPの後、フェラーリが毎戦のようにアップデートを投入することへの驚きを隠さず、メルセデスには同じことをするだけの予算の余裕がないと明言した。そのうえで、フェラーリは「そのうちコストキャップの資金が尽きるはずだ」とまで言っている。
トトの予算切れ予言、ブーメラン説が浮上
トトがフェラーリはそのうち予算上限に引っかかるとか散々言ってたけど、あれ完全に目くらましだったろ
間違いなくそう
あれは「うちの予算はもう使い切った。なのにフェラーリはどうしてまだアップデートを持ってこられるんだ?」って意味だったんだと思う
フェラーリと同じことはできないって本人がそのまま言ってるんだから、あれは目くらましじゃなくて自白だろ(笑)
エンジニアが無給で働いてるんだよ。ただフェラーリへの情熱と愛だけで
あの人はA級の煽り屋だからな。とはいえメルセデスがこんな早い時期に上限に迫ってるのは事実だろ。フェラーリとマクラーレンにとっては血の匂いがする話だから、本人としては一番広めたくないネタのはず
メルセデスには去年のチャンピオンシップでの立ち位置もあった。フェラーリは中国の時点でほぼ「来年こそうちの年だ」って言ってたようなもんだし。あっちの開発計画がどこまで練られてたかは分からんぞ
金の使い方が一番うまいのはどこか
あるいは単純に、金の使い方が一番賢いのはどこかって話かもしれない。メルセデスはケバブウィングの開発に手を付けてない。今から始めるくらいなら、すでに持っている解決策をさらに煮詰めるほうが効率がいいって判断だろ
ケバブウィングって何だよ
ボタンを押すと回るやつ
ケバブウィング=マカレナウィング
フェラーリにとってはいい兆候だ。マカレナウィングの研究開発に予算を割いて、しかもちゃんと機能するものを作り、その上でベースの空力パッケージもまともに仕上げられているわけだから。むしろ後者のほうが重要だと思う
メルセデスが開幕仕様に他チームと比べてどれだけ金を突っ込んだのか、正直かなり気になる。今シーズン、メルセデス絡みの話でコストキャップの話題が出てくる回数が多すぎる
風洞時間が最少のマクラーレンが余裕を見せる理由
マクラーレンがこの件をほとんど気にしていないように見えるのも面白い。風洞時間は全チーム中で最少、しかも設計思想の変更まで抱えているのに。バクー以降に今年の開発を続けるか来年のマシンに移るか決めると言っているし、予算にはまだ余裕があるように聞こえる
ただマクラーレンは最新鋭の風洞を持ってる(アストンマーティンもだけど、マクラーレンのほうはちゃんと較正されてる)。しかもロブ・マーシャルがいる。みんながエイドリアン・ニューウェイだと思ってる役割を、実際に担ってるのはこの人かもしれない。だから風洞時間が減ってもそこまで致命的ではないと思う。
設計思想の変更については同意。開幕仕様は余力を残すために、手早く、しかも比較的安く組んだものなんだろう。正直、置かれている状況を考えればあのチームの今シーズンはかなり見事だよ
マーシャル本人が、風洞時間の制限はある意味で助けになったと言っていた。何を追いかけるかを本気で考えて戦略的に選ばざるを得なくなるから、手当たり次第に試す方式より結果的にいいんだと。コストキャップの面でも同じことが言える、というニュアンスだった。
要約するとこういう話だ。CFDや風洞で回したい候補は山ほどあるが、当たりもあれば外れもある。頭を使って体系的に考えれば、やる価値のなかったものは最初からやらずに済む。リソースが潤沢だと「あれば嬉しい」程度のものまで全部試してしまうが、自分たちがやっているのは「あれば嬉しい」の商売じゃなくて「実際に効く」ものの商売だ、と。
もちろん風洞時間が少ないチームはどこも不利じゃないと言い張るものだから、そこは割り引いて聞く必要がある。それでもこの説明は面白いと思った。ステラも風洞時間の制限がチームの集中力を高めたという趣旨の発言をしていたはず
いや、エイドリアン・ニューウェイはエイドリアン・ニューウェイだろ。統計的に見てF1史上もっとも価値のある存在で、しかもそれはたぶん偶然じゃない
あの開幕マシンは意図的に作り込みを浅くしてあったんだと思う。シェイクダウンと最初のテストに、そのまま実戦投入する予定のマシンを持ち込んで、数戦経つまで大きな変更を入れなかっただろ。あれである程度は予算に余裕が生まれる。
あとマクラーレンは内部の力学と問題解決のアプローチがかなり良さそうに見える。今のF1で一番組織として統合されているチームなんじゃないか。少し前まで最悪クラスだったことを考えると、これはかなりの評価だと思う
2026年を捨てて2027年へ、その判断はいつ下るのか
レッドブルとマクラーレンがアップデートで追いついてくるなら、後半戦はかなり面白くなる。五つ巴のタイトル争い、悪くないよな?
レッドブルはもう2025年をやらないと言ってるし、早めに2027年へ切り替えるつもりだろ
まあ2026年に2025年のマシンをやらないほうがいいのは同意するよ
このレギュレーションだと厳しいレースがいくつか残ってるけどな。まあそうだな、面白くなると思う
メルセデス一強よりマクラーレン対フェラーリのほうがいい
メルセデスが2027年でコケて、フェラーリが本気を出すことを願う
*マクラーレンが入室しました*
それならまだ許せる。メルセデスよりマクラーレン対フェラーリのほうがいい。メルセデスは支配しすぎだ
3チーム6ドライバーの争いじゃダメなのか?
それにマクラーレンとフェラーリはF1の古い因縁の相手同士だしな
*マックス・フェルスタッペンが入室しました*
したり顔のフレッド対、まったく面白がっていないトト。この構図はいつ見られる?
立場が完全に入れ替わったフェラーリとメルセデス
立場が完全に入れ替わったな。グラウンドエフェクト時代のメルセデスは異常なペースでアップデートを持ち込んでいて、毎戦何か新しいものが付いてくる感覚だった。一方フェラーリは年に1回くらいしかアップデートを持ってこないし、しかも大抵は違いが分からなかった。
それが今は逆になっている。ロイック・セラが理由なんじゃないか
公平に言えば、グラウンドエフェクト時代のメルセデスはマシンをその、とにかく機能させようとしていた段階だったからな
フェラーリが革新的なアイデアを出して、それを他チームが真似する流れは正直新鮮だ。今シーズン、パドック全体で(予算のあるチームが)真似している主要なアイデアは2つ。マカレナウィングと排気ブロッカー。どちらもフェラーリ発だ
全チームがこのウィングを付ける未来を見たい
アストンマーティンなり他のチームなりが、シーズン終了までにこの路線に乗ってくるかどうかがすごく気になる
来年は11チーム全部がマカレナウィングを付けていてほしい。あれには何か好きになってしまう要素がある。今までに出てきた3つがそれぞれこれだけ違うのを見ると、まだいくらでも創意工夫の余地がありそうだ
こういう革新的な技術が出てくるのが面白い所だよな~
出典:r/formula1

