【2026 R11】ハンガリーGP 予選・FP3レポート マクラーレンのアップデートが実る、フェルスタッペンは最終ラップでスピン

予選
FP3

予選結果

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
1 ランド・ノリス McLaren 1:18.277 1:17.456 1:17.207
2 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:18.730 1:17.803 1:17.219
3 シャルル・ルクレール Ferrari 1:18.984 1:17.626 1:17.445
4 キミ・アントネッリ Mercedes 1:18.726 1:18.393 1:17.479
5 オスカー・ピアストリ McLaren 1:18.891 1:17.928 1:17.684
6 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:18.656 1:18.249 1:17.725
7 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:18.856 1:18.445 1:17.760
8 アイザック・ハジャー Red Bull 1:18.754 1:17.872 1:17.856
9 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:19.233 1:18.360 1:18.281
10 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:18.796 1:18.639 1:18.686
11 リアム・ローソン Racing Bulls 1:19.161 1:18.765
12 ピエール・ガスリー Alpine 1:19.741 1:18.844
13 フランコ・コラピント Alpine 1:19.771 1:19.027
14 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:19.069 1:19.105
15 エステバン・オコン Haas 1:20.010 1:19.734
16 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:20.126 1:19.808
17 オリバー・ベアマン Haas 1:20.233
18 カルロス・サインツ Williams 1:20.621
19 アレクサンダー・アルボン Williams 1:20.658
20 ランス・ストロール Aston Martin 1:20.659
21 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:20.886
22 セルジオ・ペレス Cadillac 1:21.322

FP3 結果

順位 ドライバー チーム タイム 周回
1 ランド・ノリス McLaren 1:17.939 20
2 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:18.056 +0.117s 22
3 キミ・アントネッリ Mercedes 1:18.068 +0.129s 16
4 シャルル・ルクレール Ferrari 1:18.291 +0.352s 24
5 オスカー・ピアストリ McLaren 1:18.438 +0.499s 22
6 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:18.541 +0.602s 18
7 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:18.656 +0.717s 14
8 アイザック・ハジャー Red Bull 1:18.943 +1.004s 17
9 リアム・ローソン Racing Bulls 1:19.088 +1.149s 23
10 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:19.160 +1.221s 24
11 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:19.338 +1.399s 22
12 ピエール・ガスリー Alpine 1:19.723 +1.784s 20
13 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:19.895 +1.956s 6
14 フランコ・コラピント Alpine 1:20.055 +2.116s 30
15 エステバン・オコン Haas 1:20.295 +2.356s 18
16 オリバー・ベアマン Haas 1:20.312 +2.373s 14
17 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:20.393 +2.454s 17
18 ランス・ストロール Aston Martin 1:20.933 +2.994s 20
19 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:21.299 +3.360s 15
20 カルロス・サインツ Williams 1:21.406 +3.467s 17
21 アレクサンダー・アルボン Williams 1:21.513 +3.574s 13
22 セルジオ・ペレス Cadillac タイムなし 1

セクター別の速度差は誰がどこで稼いだのか。F1予選セクター優勢マップ(TrackDominance)で予選アタックのテレメトリーをドライバー同士重ねて比較できる。

目次

予選ハイライト

ノリスが最終アタックで逆転ポール、メルセデスの連続PPが10で止まる

Q3の1回目のアタックで暫定ポールを奪ったのはハミルトン1分17秒219。ノリスは最終コーナーの立ち上がりで大きく流れ、1回目は約0.1秒差の2番手にとどまった。路面温度が50℃近くまで上がり、最終セクターまでタイヤを持たせることが全員の課題になる中、2回目のアタックで改善できたのはノリスだけだった。第2セクターで最速タイムを刻み、最終セクターをまとめて1分17秒207。ハミルトンとの差は0.012秒。ノリスにとってはキャリア17回目のポールで、グランプリ予選では今季初(マイアミでスプリントポールは獲得済み)、2025年ラスベガス以来となる。同時に、開幕から10戦すべてでポールを独占していたメルセデスの連続記録もここで途切れた。

フェルスタッペンが最終ラップでスピン、黄旗にメルセデス2台が巻き込まれる

フェルスタッペンは最終アタックで最終コーナーの進入からリアを失いスピン。振られた黄旗が、直後を走っていたメルセデスの2台を直撃した。ラッセルはアタックを放棄して7番手止まり。アントネッリはリフトしながらも自己ベストセクターを記録して4番手に浮上したが、その走り方が黄旗規則に抵触した疑いで審議対象になった。フェルスタッペン自身は6番手。チームメイトのハジャーはQ2でスピンしながら余裕を持って突破したものの、Q3では新品タイヤで1回目の中古タイヤのタイムを上回れず8番手で終えている。

ハミルトンにインピード疑いの審議、フロントローが流動的に

最終アタックを終えたハミルトンがターン1付近でコース上に留まり、アタック中だったピアストリが減速を強いられた件で、ハミルトンが審議対象となった。ピアストリはこのラップを失い5番手。無線でも不満をあらわにし、セッション後には黄旗ではなくハミルトンがミラーを見ていなかったことが原因だと主張している。ハミルトン側は無線でレースエンジニアにピアストリがアタック中かを確認していた。アントネッリの黄旗審議と合わせて2件が未決のまま日曜を迎える形になり、フロントローと2列目のグリッドは決勝直前まで確定しない可能性がある。

アロンソが今季初のQ2進出、アストンマーティンのアップデートが機能

16点に及ぶアップデートを持ち込んだアストンマーティンは、アロンソが今季初めてQ1を突破。Q2最下位の16番手ではあるが、これが2026年シーズンのチーム最上位予選結果となった。ストロールは20番手。同チームは夏休み明けのオランダGPでホンダのパワーユニット側のアップデート投入も控えており、後半戦に向けた足がかりという意味では収穫のある土曜になった。

FP3ハイライト

ノリスがFP3最速、フェラーリの金曜支配を止める

FP1をルクレール、FP2をハミルトンが制してフェラーリが独占していた流れを、ノリスが1分17秒939で断ち切った。2番手ハミルトンとの差は0.117秒、3番手アントネッリまでが0.129秒という僅差で、マクラーレン・フェラーリ・メルセデス・レッドブルの4チームがポール圏内という構図が見えた。マクラーレンは今回のハンガリーにアップデートパッケージを投入しており、ノリスもセッション後に手応えを口にしている。なお金曜のドライバーからの指摘を受け、ターン1周辺は土曜朝までに部分的な再舗装が施されていた。猛暑による路面の沈下とアスファルトの荒れが原因とされ、ラッセルは金曜時点でバンピーさを問題視していた。

ペレスのブレーキ火災で赤旗、リンドブラッドはPUトラブルで6周のみ

セッション開始から20分ほどでペレスのキャデラックがターン2付近に停止し赤旗。リア周辺から白煙が上がり、ブレーキ火災とみられる。ペレスはFP3でタイムを残せず、そのまま予選も22番手に終わった。レーシングブルズのリンドブラッドもパワーユニットのトラブルで大半をガレージで過ごし、走行は6周のみでFP3は13番手。それでも予選ではQ3に進出して9番手を確保しており、準備不足を感じさせない一発を見せた。

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