【2026 R10】ベルギーGP フリー走行レポート ガスリーのクラッシュでロングランが消滅、データを持ち帰ったのはレッドブルだけ

FP2
FP1

FP2 結果

順位 ドライバー チーム タイム 周回
1 キミ・アントネッリ Mercedes 1:45.944 18
2 ランド・ノリス McLaren 1:46.134 +0.190s 18
3 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:46.416 +0.472s 21
4 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:46.691 +0.747s 16
5 アイザック・ハジャー Red Bull 1:46.714 +0.770s 20
6 オスカー・ピアストリ McLaren 1:46.926 +0.982s 11
7 フランコ・コラピント Alpine 1:47.147 +1.203s 20
8 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:47.229 +1.285s 20
9 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:47.294 +1.350s 20
10 リアム・ローソン Racing Bulls 1:47.434 +1.490s 16
11 シャルル・ルクレール Ferrari 1:47.468 +1.524s 18
12 オリバー・ベアマン Haas 1:47.792 +1.848s 16
13 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:47.952 +2.008s 17
14 エステバン・オコン Haas 1:47.958 +2.014s 19
15 アレクサンダー・アルボン Williams 1:48.019 +2.075s 19
16 カルロス・サインツ Williams 1:48.256 +2.312s 19
17 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:48.333 +2.389s 16
18 ピエール・ガスリー Alpine 1:48.955 +3.011s 15
19 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:49.199 +3.255s 19
20 セルジオ・ペレス Cadillac 1:49.596 +3.652s 20
21 ランス・ストロール Aston Martin 1:51.131 +5.187s 17
22 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:51.418 +5.474s 19

FP1 結果

順位 ドライバー チーム タイム 周回
1 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:47.070 24
2 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:47.215 +0.145s 22
3 シャルル・ルクレール Ferrari 1:47.277 +0.207s 22
4 アイザック・ハジャー Red Bull 1:47.322 +0.252s 23
5 オスカー・ピアストリ McLaren 1:47.522 +0.452s 21
6 キミ・アントネッリ Mercedes 1:47.603 +0.533s 23
7 ランド・ノリス McLaren 1:47.931 +0.861s 19
8 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:47.959 +0.889s 22
9 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:48.234 +1.164s 24
10 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:48.406 +1.336s 18
11 リアム・ローソン Racing Bulls 1:48.432 +1.362s 24
12 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:48.962 +1.892s 23
13 オリバー・ベアマン Haas 1:49.010 +1.940s 21
14 アレクサンダー・アルボン Williams 1:49.337 +2.267s 24
15 フランコ・コラピント Alpine 1:49.403 +2.333s 23
16 エステバン・オコン Haas 1:49.449 +2.379s 21
17 ピエール・ガスリー Alpine 1:49.712 +2.642s 23
18 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:49.839 +2.769s 21
19 セルジオ・ペレス Cadillac 1:50.226 +3.156s 22
20 カルロス・サインツ Williams 1:50.862 +3.792s 25
21 ランス・ストロール Aston Martin 1:52.808 +5.738s 19
22 ジャック・クロフォード Aston Martin 1:53.199 +6.129s 22
目次

FP1ハイライト

フェルスタッペンが今季初のプラクティス首位、フェラーリが2-3番手

ドライコンディションのFP1を制したのはマックス・フェルスタッペン。ソフトタイヤで1分47秒070をマークし、2番手ルイス・ハミルトンに0.145秒差をつけた。3番手シャルル・ルクレールはトップから0.207秒差で、フェラーリの2台は0.062秒差に収まっている。メルセデス製・フェラーリ製以外のパワーユニットを積むマシンがプラクティスで首位に立ったのは、今季初。レッドブルはオーストリアGP・イギリスGPでフェルスタッペンが2戦連続の高速クラッシュを喫した「マカレナ」リヤウイングを外し、従来型の設計に戻して週末に臨んでいる。

メルセデスは0.5秒超の遅れ、ピアストリは終盤に油圧トラブル

ランキング首位のキミ・アントネッリは6番手で+0.533秒、ジョージ・ラッセルは8番手で+0.889秒と、メルセデスの2台はトップから0.5秒以上離された。5番手につけたオスカー・ピアストリはセッション終盤にレ・コンブで油圧系の異常により一時停止し、自力でピットへ戻っている。マクラーレンはこの修復作業のため、ピアストリのFP2序盤の走行を失った。10番手ガブリエル・ボルトレートもマシントラブルで終盤の走行を回避している。

ターン19が鬼門、FP1だけでタイム抹消29件

FP1でトラックリミット違反により抹消されたラップタイムは29件。うち12件が最終コーナーのターン19に集中し、次いでターン4が6件、ターン11が4件と続いた。抹消件数の最多はアレクサンダー・アルボンの6件で、カルロス・サインツとリアム・ローソンが各4件。サインツはピットエントリーの白線をまたいだ件でセッション後に審議対象となり、譴責処分を受けている。なお、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソのAMR26にサードドライバーのジャック・クロフォードを乗せ、ルーキー起用義務を消化した。

FP2ハイライト

アントネッリが1分45秒944で逆転トップ、ノリスが2番手

FP1で沈んだメルセデスがFP2で息を吹き返した。アントネッリが1分45秒944でトップに立ち、2番手には0.190秒差でランド・ノリスが食い込んだ。ノリスは日曜に10グリッド降格が確定しており、この日のタイムはグリッド順に直結しない。フェルスタッペンは+0.472秒の3番手。フェラーリは4番手ハミルトン(+0.747秒)が最上位で、ルクレールは11番手にとどまった。ただしルクレールは1分47秒035をターン4のトラックリミットで抹消されており、このタイムが残っていれば7番手相当だった。

ラッセルがアントネッリに1.285秒差の8番手

タイトルを争うメルセデスのチームメイト2人の差が、この日は大きく開いた。ラッセルは8番手でアントネッリから1.285秒差。ソフトタイヤでのアタックを終えたラッセルは無線で「リヤが冷えすぎて滑りまくる。でも1.2秒ぶんも冷えてはいない」と、タイムほどの差がある感触ではないことを訴えた。ラッセルはランキングでアントネッリに25点差の2番手につけている。

2度の赤旗でロングランが消滅、走り切ったのはレッドブルだけ

FP2は2度の赤旗に襲われた。1度目は開始から約11分後、コースオフしたマシンがレコードライン上に撒いた砂利の除去のためで、現地17時17分に再開。2度目は残り15分のタイミングで、ピエール・ガスリーがリヤを失ってグラベルに飛び出し、バリアに接触した。アルピーヌはリヤウイングと右リヤホイールを失い、路面に破片を撒き散らしている。メディカルカーが出動し、セッション再開は現地17時58分。残り時間はわずか2分で、大半のドライバーは練習スタートを消化しただけで終わった。

この結果、各チームがFP2終盤に予定していた高燃料ランはほぼ壊滅した。ミディアムタイヤでの高燃料ランで計測ラップを残せた周回数は、フェルスタッペンが7周(平均1分51秒876、ベスト1分51秒405)、アイザック・ハジャーが6周(平均1分52秒449)。以下、アントネッリ4周(平均1分51秒511)、ラッセル3周、ノリス2周、ルクレール1周と続き、ハミルトンとピアストリは1周も残せなかった。ハミルトンはミディアムに履き替えて出た直後に赤旗を浴びている。燃料搭載量は非公開のためチーム間の単純比較はできないが、日曜のレースペースにつながるデータをまとまった形で持ち帰ったのはレッドブルだけとなった。

3人がグリッド降格、アントネッリも「残弾ゼロ」に

スパは追い抜きポイントが多く、パワーユニット交換によるグリッド降格を消化する定番の場所とされる。今回は3人が降格を受ける。ハジャーは5基目のICE・ターボチャージャー・排気系を投入して上限4基を超過し、降格幅の合計が30グリッドに達したため最後尾スタート。ノリスは4基目のコントロールエレクトロニクスを投入して上限3基を超過し、10グリッド降格で11番手より前からはスタートできない。ランス・ストロールもホンダ製MGU-Kの4基目投入で10グリッド降格となった。一方でアントネッリは今回、シーズン割り当ての最後となる4基目のパワーユニットに載せ替えている。イギリスGPで使用したユニットのデータに懸念が見つかったための予防的な交換で、今回のペナルティは回避したが、今後さらに交換すれば降格は避けられない。

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