イタリアGP 予選・FP3レポート ガスリーがキャリア初ポール、角田裕毅は燃料漏れでQ1敗退

予選
FP3

予選結果

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
1 ピエール・ガスリー Alpine 1:22.612 1:22.077 1:21.786
2 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:22.779 1:22.161 1:21.846
3 オスカー・ピアストリ McLaren 1:22.924 1:22.017 1:21.966
4 シャルル・ルクレール Ferrari 1:22.902 1:22.509 1:22.004
5 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:22.847 1:22.516 1:22.011
6 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:22.631 1:22.188 1:22.070
7 キミ・アントネッリ Mercedes 1:22.758 1:21.882 1:22.093
8 フランコ・コラピント Alpine 1:22.662 1:22.400 1:22.220
9 ランド・ノリス McLaren 1:22.659 1:22.067 1:22.256
10 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:22.727 1:22.345 1:22.286
11 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:22.946 1:22.517
12 オリバー・ベアマン Haas 1:22.906 1:22.756
13 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:23.440 1:22.779
14 リアム・ローソン Red Bull 1:22.989 1:22.821
15 カルロス・サインツ Williams 1:23.616 1:23.453
16 エステバン・オコン Haas 1:23.466 1:23.454
17 角田裕毅 Racing Bulls 1:23.755
18 アレクサンダー・アルボン Williams 1:24.356
19 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:24.364
20 セルジオ・ペレス Cadillac 1:24.595
21 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:25.150
22 ランス・ストロール Aston Martin 1:25.222

FP3 結果

順位 ドライバー チーム タイム 周回
1 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:22.219 13
2 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:22.445 +0.226s 21
3 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:22.569 +0.350s 24
4 キミ・アントネッリ Mercedes 1:22.580 +0.361s 18
5 ランド・ノリス McLaren 1:22.625 +0.406s 18
6 シャルル・ルクレール Ferrari 1:22.708 +0.489s 21
7 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:22.724 +0.505s 21
8 オスカー・ピアストリ McLaren 1:22.773 +0.554s 21
9 ピエール・ガスリー Alpine 1:22.898 +0.679s 24
10 フランコ・コラピント Alpine 1:23.101 +0.882s 23
11 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:23.126 +0.907s 22
12 リアム・ローソン Red Bull 1:23.203 +0.984s 23
13 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:23.298 +1.079s 21
14 オリバー・ベアマン Haas 1:23.585 +1.366s 23
15 角田裕毅 Racing Bulls 1:23.817 +1.598s 16
16 カルロス・サインツ Williams 1:23.875 +1.656s 28
17 エステバン・オコン Haas 1:24.020 +1.801s 25
18 アレクサンダー・アルボン Williams 1:24.437 +2.218s 29
19 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:24.919 +2.700s 20
20 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:25.004 +2.785s 20
21 セルジオ・ペレス Cadillac 1:25.031 +2.812s 20
22 ランス・ストロール Aston Martin 1:25.555 +3.336s 20

セクター別の速度差は誰がどこで稼いだのか。F1予選セクター優勢マップ(TrackDominance)で予選アタックのテレメトリーをドライバー同士重ねて比較できる。

目次

予選ハイライト

ガスリーがキャリア初ポール、アルピーヌを最前列へ

Q3最終アタックでピエール・ガスリー1分21秒786をマークし、2番手ジョージ・ラッセルを0.060秒抑えてキャリア初のポールポジションを獲得した。Q2の自己ベストから0.291秒短縮する会心の一周だった。フランス人ドライバーのポールは1997年イタリアGPのジャン・アレジ(ベネトン)以来で、アルピーヌにとってはルノーからチーム名を変更して以降初となる。ガスリーは2020年イタリアGPの優勝者でもあり、モンツァで再び主役に立った。チームメイトのフランコ・コラピントも8番手でQ3進出を果たし、アルピーヌは2台をトップ8に送り込んでいる。

角田裕毅は燃料漏れでQ1敗退

角田裕毅は17番手でQ1敗退となった。予選に向けた準備段階でマシンに燃料漏れが発生し、Q1の走り出しが中断されている。Q1の走行は6周のみ、タイムは1分23秒755にとどまり、Q3へ進んだチームメイトのアービッド・リンドブラッド(10番手)とはQ1で1.028秒差がついた。角田はアイザック・ハジャーの手首負傷に伴う玉突きで、リアム・ローソンの席に2週連続で座っている。チーム代表のアラン・パーメインは金曜終了時点で2台のQ3進出を目標に掲げており、金曜のFP1で12番手、FP2で10番手と手応えを掴んでいただけに、コース上の勝負に持ち込めないまま終わった一日となった。

フェラーリは0.001秒差でQ2を生還

ホームレースのフェラーリは4番手ルクレール、5番手ハミルトンで、母国でのポールは逃した。それ以上に際どかったのがQ2で、11番手ガブリエル・ボルトレートの1分22秒517に対し、ルクレールは0.008秒、ハミルトンはわずか0.001秒速いだけだった。フェラーリはこの週末、アップグレードしたパワーユニットをモンツァで初投入している。一方でアストンマーティンはアロンソ21番手、ストロール22番手で最後列を占め、20番手セルジオ・ペレスのキャデラックに対しても0.555秒遅れた。

最後尾スタート3台、ピアストリには調査

7番手のキミ・アントネッリはQ2で全体最速の1分21秒882を記録した。Q3では自身のタイムを出したあとラッセルのトウ役に回り、最終的に7番手で終えている。PU交換による30グリッド降格を科されており、母国レースを最後尾から戦う。アレクサンダー・アルボンも20グリッド降格、リアム・ローソンもPUコンポーネント交換で最後尾スタートとなる。さらに3番手オスカー・ピアストリは、Q2でローソンの進路を妨害した疑いでスチュワードに呼び出された。9月5日時点で裁定は出ておらず、ペナルティが出ればグリッド2列目の顔ぶれが変わる。

FP3ハイライト

ラッセルが13周だけで最速、上位3台に3メーカー

FP3はジョージ・ラッセルが1分22秒219でトップ。セッション最少の13周しか走らずにこのタイムを出した。2番手はルイス・ハミルトンで0.226秒差、3番手はマックス・フェルスタッペンで0.350秒差。上位3台がメルセデス、フェラーリ、レッドブルと異なるPUメーカーで分かれた。7番手にはアービッド・リンドブラッドが入り、H-Wingと名付けた回転式リアウイングを金曜から投入しているマクラーレンのオスカー・ピアストリ(8番手)を上回っている。

フェルスタッペンとハミルトンが最終アタックで潰し合う

セッション終盤、ハミルトンが最終コーナーでフェルスタッペンの前に入ると、フェルスタッペンはターン1で強引に飛び込み返し、結果として両者のアタックが崩れた。この一件はスチュワードに報告されたが、それ以上の処分はなかった。ウィリアムズはアルボンがサインツをトウで引っ張る連携を試したが、2台とも黄旗区間での違反疑いで調査対象となり、アルボンには待避路の不適切な使用で警告が出ている。リアム・ローソンは第1シケインでスピンを喫した。

トウの奪い合いがモンツァの主題になった

2026年のPU規則ではエネルギー管理の比重が大きく、モンツァはエネルギーを使い切りやすいコースだと指摘されている。土曜は各チームがトウの順番取りに神経を使い、Q3ではピアストリが1回目のアタックでターン1をロックアップした結果、後方にいたチームメイトのランド・ノリスもトウを失った。ノリスはQ2で全体3番手の1分22秒067を出しながら、Q3では9番手にとどまっている。選手権首位のアントネッリはラッセルとハミルトンに59ポイント差をつけているが、その本人が最後尾スタート。直近2戦を連勝しているノリスも9番手からとなり、決勝はトウをどう使うかがそのまま順位に直結する。

ガスリー本当におめでとう
角田もいつか成し遂げられるはずだ!

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