寒さに見舞われた2026年カナダGP。決勝で圧倒的な速さを見せたのはメルセデスだった。ポールのジョージ・ラッセルが序盤からレースを支配し、チームメイトのキミ・アントネッリとの同士討ち寸前のバトルを制して独走態勢…と思いきや、30周目にパワーユニットトラブルでまさかのリタイア。首位を引き継いだアントネッリがそのまま逃げ切り、今季4勝目を挙げた。
この日のメルセデスのペースが頭一つ抜けていたのは誰の目にも明らかだった。残った疑問は「なぜ、この寒さでメルセデスだけがタイヤをちゃんと働かせられたのか」である。
その答えを、ドイツの専門メディアAuto Motor und Sport(AMuS)が報じた。カギは予選前に仕込んだセットアップ変更。ブレーキの廃熱をあえてホイールのリムへ送り込み、タイヤを内側から温めるという小技だ。普通はリム形状でタイヤを「冷やす」方向に使うところを、寒波の予報を受けて逆に「熱を保つ」方向へ振ったらしい。
マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリス、フェラーリのシャルル・ルクレールがフロントタイヤを適温に入れられずブレーキをロックさせまくる中、メルセデスの2台はあっさり作動領域へ
長らくF1のホイールリムはBBS製の標準部品(スペックパーツ)だったが、今季から各チームが独自設計のリムを使えるようになった。メルセデスはこの自由度を、寒さ対策の武器に変えてみせた。
技術として面白い、と沸くエンジニアリング勢
このスレのコメント、なんか今のところ変なのばっかりだな。新レギュで各チームが独自のリム加工をできるようになって、メルセデスがそれを使ってブレーキ熱をリムに移し、それがタイヤに伝わって温度問題を防いだ。これはクールだろ。いいネタをありがとう。
エンジニアリング、マジで大好きだわ。こんな情報をメディアに明かしたこと自体が逆に驚きだけど。
ルールの範囲内でF1エンジニアが創意工夫して最大限の速さを引き出す、というアイデアを毛嫌いする人が多いみたいだ。エンジニアで35年来のF1ファンの自分からすれば、これは最高に面白い。これを「ズルだ」と感じるのは、たいてい新規ファンな気がする。
「あれ、ホイールってスペック部品じゃなかったっけ?」と思いながら読んでた。…そしたら「今季から可能になった。近年のF1は標準ホイール設計を義務付けていたが、今は各チームが独自のものを使える」だってさ。RIP BBS。
明らかに記事を読んでないだろ。これは各チームがリムを加工してタイヤへの熱の伝わり方を変えられる、という話だぞ。
この「タイヤ温度はグリーンゾーン」のくだりの発言、誰の言葉なんだ? 次の段落はラッセルの発言として書かれてるけど、ここは名前の出てないエンジニアに取材した、ってことなのか?
(TL;DR)要するに新しいリム加工(rim job)だな。
それもドイツ流の最大効率でな。
結局いいマシンだっただけ、という冷めた見方との攻防
勝てたのは単に一番速いマシンだったから、ってだけだろ。
ちゃんと読めば普通に面白い記事だぞ。
…で、その小技も「一番いいマシンを持ってる」ことの一部なんだよ。
要点だけ:メルセデスがモントリオールを支配できたのは、主に予選前のセットアップ変更でリム加熱を強化したから。これでライバルが寒さに苦しむ中、タイヤを最適な温度域に収められた。
去年のマクラーレンは真逆のことをやっていた説
去年のマクラーレンがタイヤのデグ(性能低下)を抑えるために何をやっていたのか、いつか正確に分かる日は来るんだろうか。
これがメルセデスの強みとして語られてるのが興味深い。タイヤの温度管理って、去年のマクラーレンの得意分野じゃなかったか? 温度を高めで一定に保って、狭いけど管理しやすい領域に収めるトリックを開発したんじゃなかったっけ。
ほぼ逆だな。マクラーレンの強みは温度を「下げて」保つことで、他チームがオーバーヒートしてたんだ。
記事の書き方を見る限り、メルセデスは去年のマクラーレンと逆のことをやってるっぽい。マクラーレンはトリックでブレーキ熱をタイヤから「逃がして」グリッド最強のタイヤ寿命を得てたが、メルセデスはトリックでタイヤに熱を「留めてる」わけだ。
あるレース番組で元テクニカルディレクターが言ってたのは、最有力の推測(噂)としては、マクラーレンは単に当時最高のモデリングを持っていて、すごく素直でよくできたマシンだった、という話。必ずしも「トリックX」があったわけじゃない、と。ただ去年の夏、2026年向けのブレーキ/タイヤ周りの規則にどこからともなく小さな明確化が入って、あれは非公式にそれを潰しにいったんじゃないか、と勘ぐる声もあった。
ピアストリの不調が、例のトリック的なタイヤアドバンテージがシーズン後半で消えた時期と重なってた気がするんだよな。スティントを使い切る能力も、激しいデグなしで前に食らいつく能力も、急に失われたみたいに見えた。
不調気味だった終盤にマシン変更について聞かれたとき、ピアストリはメルボルン以降マシンは1ミリも変わってないって答えてたぞ。
あのブレーキ/タイヤの規則改定は次のレギュレーション向けで、当時の現行規則向けじゃないからな。
マクラーレンがもっと良いレースを奪った、というたられば論
マクラーレンの戦略がどうあれ、メルセデスがこのレースを落とすことはなかったと思う。でも記事みたいに自信満々には言えないな。ノリスは周回遅れにされた後、ラッセルのマシンが壊れるまでメルセデスに食らいついてた。もし彼が3位走行だったらレースは大きく変わってたはず。スプリントみたいにアントネッリがあそこまで攻めて、ノリスに付け入る隙を与えることもなかっただろうし。マクラーレンはもっと面白いレースを俺たちから奪ったよ。メルセデスは速かったが、シーズン序盤ほどではなかった。
ノリスは新しいミディアムで後ろに詰まってて、前のメルセデス勢は25周以上使ったソフトでバトルしてた。だから記事にも一理ある。もしマクラーレンがスリックでスタートしてたら3位争いはできたはず。1位と2位はメルセデスで確定だった。
あれってピアストリじゃなかった? ランドは一度も周回遅れにされてないと思うけど。クリアエアのランドはほとんど見なかったし。
いや、ノリスは周回遅れにされてたよ。ただピアストリと違って引き離されなかったから、ラッセルのリタイアまで集団に残ってた。タイミングタワーがなかったら、マジで彼が3位で首位争いは三つ巴に見えたレベル。
そもそもメルセデス2台がバトルしてる横をノリスが抜こうとするわけがない。周回遅れの解消(アンラップ)は、先頭勢に一切迷惑をかけずにできる時にしかやらないものだ。
F1の語られ方をめぐるファンの嘆き
正直、ここでF1を語るのがどんどん難しくなってる。みんな記事を実際に読むより、タイトルだけで気の利いたジョークを飛ばすのに必死すぎる。
去年マーク・ヒューズが「個々のレースにいちいち熱くなりすぎるな」って言ってたのを思い出す。F1ジャーナリストが部族主義を鎮めようとしてる時点で、もう行き過ぎてるってことだよな。
まあエンゲージメント指標の問題だよな。成功がアップボートの数、いまどきのジャーナリズムなら閲覧数(つまり広告枠)で測られるなら、トップに来るのが面白いジョークか過剰な煽り・クリックベイトばかりになるのも無理はない。
ドラマで盛り上げて人気が出た他のスポーツと同じだよ。誰も驚かないが、ファンはドラマ中毒なんだ。
賢いな。うちのチームはエンジン以外にも袋の中にトリックを大量に隠し持ってるってことか(笑)。あと、カルマ稼ぎで皮肉ばっか投稿してる連中、けっこう退屈だぞ。
勝者が誰かを気にしなければ、F1って実はめちゃくちゃ楽しいんだよな。
全員を応援すれば、ファンとして負けることはないってわけだ!
こういうトリックを見るのが好きなんだよな
出典:r/formula1、Auto Motor und Sport

