ハース新加入カマラ、データ上は止まりきれないはずのブレーキング

ハースが10月15日、ラファエル・カマラを2027年のレギュラードライバーとして起用すると発表した。カマラは21歳のブラジル人で、フェラーリ・ドライバー・アカデミー所属。2025年のF3王者で、発表時点ではF2でもランキング首位に立っている。今季限りでチームを去るエステバン・オコンの後任として、複数年契約を結んだ。

決め手になったのが、8月末にポルティマオで行われたTPC(旧型車テスト)。ハースは2025年型マシン「VF-25」を持ち込み、カマラ、マクラーレンのリザーブを務めるレオナルド・フォルナローリ、ハースのリザーブの平川亮を3日間かけて走らせた。シート争いにはジャック・ドゥーハンも名を連ねていたが、小松礼雄代表は発表後に「彼が一番速かった。とてもシンプルな答えだ」と言い切っている。

そんな中、The Athleticのインタビューで小松代表が明かしたテストの裏話がRedditで話題になった。ライブデータを見ていた小松代表は、ブレーキングがあまりに遅く「絶対に止まりきれない」と思ったが、カマラは完全にマシンをコントロールしていたという。最初の2回の走行で、カマラは0.7秒タイムを縮めた。2回目の「18秒5」があまりに良かったので伸びても0.1秒か0.05秒だろうと思っていたら、実際にはさらに0.45秒縮めてきた……と小松代表は振り返っている。

オリバー・ベアマンは基準タイムを出すために当日短時間だけ走った。ハース内部の一部は、しっかりしたランプランがあっても彼はカマラほど速くは走れなかっただろうと見ているという(ベアマンの2027年残留は、カマラの発表時点ではまだ正式発表されていない)。ただし同メディアは、それでカマラがベアマンより上だという話にはならないとも付け加えている。

コメント欄は意外と冷静で比べている相手は何年型のマシンなのか、テストで速かったドライバーのその後はどうだったか、そして小松代表自身も認めたレースクラフトとルーキーらしく課題もある。

比べているのは何年型のマシン?

良さそうな話だね。2021年のマシンと2026年のマシンって、ペースはどれくらい違うの? マーケティング的な盛りかもしれないけど、活躍してほしい。追記:他の人の話だと、カマラが乗ってたのは2025年型らしい

2026年のマシンは基本的にどのサーキットでも遅くなってるから、ほぼマーケティングの盛りだと思うわw

いや、今回のテストで2026年型に乗ってたわけじゃないけどね。とはいえ盛りなのは間違いない。この手のテストで出たタイムなんて、いつだってそういうもの

テストで使ったのは2025年型だよ

確かに。2022年以降のマシンは多くのコースで2021年型より速かったし(2021年型と比べてるならの話だけど)、タイム自体はそこまで超人的でもないのかもね

テストは2025年型。コースによって差の幅は大きいけど、2021年型より0.数秒から1秒くらい速い傾向がある。だから2021年のタイムとは比べにくい。しかも2021年のハースは正真正銘の「トラクター」で、特にポルティマオではひどかった(予選は1分20秒台)。とはいえ、この記事の本題は日を追うごとのタイムの伸びと、他のテスト参加者との比較のほう。2021年との比較は、NYタイムズ系の記事にありがちな「ストーリー作り」で、ちょっと盛りすぎることもある

あー、確かに現行マシンではテストしないよな。書いてなかったから頭から抜けてたわ

使えるのって2年落ちのマシンだけじゃなかったっけ? それともレギュ変更でそのルールが変わったの?

レギュ変更があると関係ないんじゃないかな。このルールは、現行仕様に近いマシンでテスト時間を稼がせないためのもの。規定のサイクルが違うマシンには、あまり当てはまらないはず

ポルティマオの最速ラップは、2020年のQ2でボッタスが出した1分16秒4。2021年はルイスの1分17秒9が週末最速だった。つまりそこから0.4秒落ち。ハースに乗るルーキーとしては、かなり立派だよ

テストで使われたのはハースの2025年型マシン「VF-25」。ポルトガルGPがポルティマオで開かれたのは2020年と2021年で、当時のマシンは2022年のグラウンドエフェクト規定導入より前の世代にあたる。

チームの宣伝? テストで速かった先輩たち

本当だといいし、プレッシャーのかかる実戦でも通用するといいね。ただこれ、「チーム代表が新加入選手を持ち上げる」いつものやつに聞こえる

チームのシートは2つしかないんだぞ。チーム代表がよっぽど感心しなきゃ、誰とも契約なんてしないって

全部ただの誇大宣伝。マクラーレンが「ライコネンはコンピューターシミュレーションで想定された理論上の最速タイムより速く走った」って言ってたの覚えてる? さぞ史上最高のドライバーになるんだろうと思うよな……。実際は、純粋なペースでマッサ、アロンソ、ベッテルに、なんならグロージャンにまで完敗してた男だぞ

なんでF1ファンって新人ドライバーをいつも叩くんだよw

マゼピンだって、2018年かそこらのアブダビでハミルトンより速く走ってたしな

ミックへのアドバイス:次は1周目をわざとクソ遅く走って、そこから伸ばしなさい

要するに、マシンの限界を超えて走れるドライバーだって盛り上げたいんだろうけど、それって自分たちがマシンの限界を把握してないって認めてるようなもんだよね

「リカルドのシルバーストン・テストのタイムなら、マックスのすぐ後ろのP2だった」

ベアマンの基準タイム超えの中身

カマラ関連のニュースをいくつも抜いてきたブラジルメディアの話だと、フォルナローリや平川を上回っただけじゃなく、ベアマンが出した目標タイムまで破ったらしい。しかもカマラはあのマシンに乗るのが初めてで、ベアマンのほうは当然2025年シーズンを丸ごとそのマシンで戦ってる。ハースがあれだけ感心したのは、主にそこが理由みたい

まあ公平に言うと、カマラは2026年に2025年型のF1マシンをかなり乗り込んでて、しかもずっと最近の話なんだよね。それに、The Raceの記事にはこう書いてある。「ベアマンは基準を作るために当日少しだけ走ったが、ハースの一部は、まともなランプランがあってもベアマンはあそこまで速くなかっただろうと見ている」。ベアマンが他の候補みたいに複数日のテストに参加してなかったのは明らか。F1シート候補になるようなプロなら、複数日のテストを与えられれば誰でもマシンの限界近くまで行けると思う。小松が感心したのは、テスト後半のシュートアウトで風や気温のせいでコンディションが1周ごとに変わる中、カマラがそれにうまく適応して、他の候補より的確に判断できてたところらしい

カマラはポルティマオを走るのも初めてだった。ベアマンやフォルナローリと違ってね。ハースもそこは当然考慮しただろう

速さは本物、課題はレースクラフト

面白かったのは、あの小松でさえ、カマラのレースクラフトやオーバーテイクは今のところ怪しいって認めてること。どれだけ早くポテンシャルを引き出せるか見ものだね

小松代表は発表後の取材で、レースクラフトには改善の余地があっても一緒に伸ばしていけるが、感覚は教えられないと語っている。

まあ、速いけどレースクラフトに課題があるほうが、その逆よりはマシだと思う

そうそう、ランドはそれでうまくいって、ドライバーズタイトルまで獲ったしな

圧倒的な一発の速さこそ、ルーキーが持てる最大の武器。それ以外は全部、後から覚えられるんだから

ラファが磨くべきはレースクラフトだけ。ペースはどのカテゴリーでもずっと抜群だった

正確にはホイール・トゥ・ホイール(接近戦)かな。あれはレースクラフトの一部にすぎない。タイヤマネジメントみたいな他の部分は、もうかなり上手いよ

記事ありがとう、いい内容だった。ラファは、他の部分がまだ洗練されてなくても、速く走る独特の本能を持ってるように見える。F2のシーズンが進むにつれて良くなってると思うし、序盤のラファだったら、バクーでダンに無理なオーバーテイクを仕掛けてクラッシュしてたはず

あと面白かったのが、カマラが加入発表のインタビューのどれかで、ハースはもっと上のチームへの踏み台だって、ほぼ言っちゃってたこと。ポルトガル語だったか英語だったかは覚えてないけど。2人ともメディアトレーニングを受けたほうがいいかもw

来季のハースに期待

もう十分聞いた。カマラを映画『F1』の続編に起用しよう。真面目な話、この新レギュと、来年ハースが作るマシンでうまくいくといいね

うん、どう見ても持ち上げ記事だね。でもオリーの隣で何ができるかは楽しみ。2027年はハースがもっといいマシンを持ってきてくれるといいな

一発が早ければレースクラフトは経験を積み重ねていけばというところか

出典:r/formula1

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