2026年F1日本GP予選。シャルル・ルクレールは最終的に4番手を獲得したものの、予選後のチーム無線では怒りを爆発させた。
「予選が理解できない、マジでふざけてる!コーナーは速く走れてる、スロットルも早く踏んでる、なのにストレートで全部失ってるんだよ!」
ルクレールの怒りの背景には、2026年レギュレーションで導入された新型パワーユニットのエネルギーマネジメントがある。今シーズンのF1マシンは電気パワーとICE(内燃エンジン)の出力比率がほぼ50:50に設定されており、ドライバーはラップ全体を通じてバッテリーの充電と放電を綿密に管理する必要がある。
問題の核心は、コーナーで全力で攻めるほどストレートで速度を失うという構造にある。コーナーでスロットルを早く踏み込めば回生に使える時間が減り、バッテリー充電が不足してストレートでのデプロイメントが落ちる。さらに厄介なのがソフトウェアの挙動だ。中国GPのスプリント予選では、ルクレールがターン9の出口でオーバーステアを修正した際、スロットルをわずか2〜3%(ペダルにして2mm程度)戻しただけでソフトウェアのしきい値を越え、意図しないタイミングでエネルギーが放出された。結果、バックストレートで使えるバッテリーが不足し約0.5秒を失った。
この「コーナーで速く走ったら罰を受ける」という現象は、ルクレールに限った話ではない。マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は中国GP後、ドライバーがミスをしてスロットルを戻した周のほうが、正しいエネルギー回生によりストレートが速くなるケースがあると明かしている。つまり、99%の力で走ったほうが100%で攻めるより速いという逆説的な状況が生まれている。
日本GP予選に向けてFIAは予選中の回生エネルギー上限を9MJから8MJに引き下げる対応を実施したが、ルクレール自身は「大きな変化にはならないだろう」と語っていた。結果的にメルセデスがまたしても1-2を独占し、アントネッリがポール、ラッセルが2番手。ルクレールは4番手に留まった。
こうした状況に対し、F1ファンはどう反応しているのか。
コーナーを攻めたら罰を受ける世界
シャルルもそろそろ気づくべきだったな、なんでコーナーで攻めてるんだ? ここがどこだと思ってるんだ? F1か?
2026年の予選へようこそ。ここではマシンを限界まで攻めると罰を受けます。
彼が怒るのは正当だよ。このレギュレーションは予選でルクレールが持つあらゆるアドバンテージを無効化してる。もともとコーナーが遅いドライバーでも、ツイスティなセクターを同じ速度で走りつつバッテリーを回生できるようになった。そして本来もっと速いドライバーをストレートで殺せるわけだ。これを好きになれる人がいるのか分からないけど……まあ、それが現実だ。
ドライバーが最も差をつけられるはずの領域(コーナー進入)が完全に骨抜きにされたのはちょっとクレイジーだ。これはもうF1じゃないと言っても過言ではない。
従来はコーナリング速度がそのままラップタイムに直結していたが、今年はエネルギー管理とのトレードオフが常に存在する。
メルセデス以外は全員苦しんでいる
このレギュレーションはメルセデスに乗ってない全員にとって苦痛だ。
メルセデスの連中が笑顔なのは前を走ってるからってだけ。正直、あの2人も心の底からあのマシンを楽しんでるわけじゃないだろう。
あのマシンで全力を出し切れないのは相当フラストレーションが溜まるだろうな。
他のドライバーも同じこと言ってるよ。マックスの「ステロイドを打ったフォーミュラE」発言、ランドの「F1はもう誰が全力でプッシュするのがうまいかじゃなくて、誰がバッテリー管理に長けてるかの勝負だ」発言。
みんなのフラストレーションがマックスのレベルに達しつつある。
予選の価値が失われている
正直、予選がどうなってしまったかは本当にひどい話だ。もはやドライバーのスキルの勝負とは言えない。FIAはこれを早急に修正する必要がある。
エンジンがコーナー手前でクリッピング(※バッテリー回生のためエンジン出力が自動的に絞られる現象)する音を聞くのが本当に辛い。
中国GPの週末にステラが指摘してたんだけど、マクラーレンのドライバーたちがミスをした周のほうがたいてい最速ラップになるって気づいたらしい。スロットルを戻した際のエネルギー回生でストレートが速くなるから。正直、今のこのスポーツを真面目に受け止められない。
攻めるドライバーほど不利になる構造
ルクレールは全力で攻めてコンマ6秒以上タイムを削り出したのに、最後はストレートで全部持っていかれた。これは単にフェラーリのデプロイメントの問題じゃないと思う。ここ数日話題になってたのは、スロットルオンの際にオーバーステアが出るとバッテリーが自動的に介入して、デプロイメント全体に影響が出るという問題だ。シャルルはマシンを振り回してちょっとしたオーバーステアを許容するタイプだから、これが不利に働いてる可能性がある。マックスやアルボンのような、シャープなマシンを好むドライバー全員に当てはまる話だ。
ルクレールとフェルスタッペンは、このセルフマネジメント系のレギュレーションと全くかみ合ってない。壁ギリギリまで攻めるリスクは常に喜んで引き受ける連中だから、レギュレーションが勝手にペースを決めるのは彼らにとっては牢獄みたいなもんだ。安全ハーネスに繋がれてるようなもの。
フロントのターンインが鋭い反面リアが不安定になりやすいセットアップはフェルスタッペンやルクレール、アルボンが好むスタイルで、2026年レギュレーションではこうしたアグレッシブなドライビングがエネルギー管理面でペナルティになりやすい。
「この規定をいいと言ったら叩かれる」
こういうことをレース後に言うたびに、「ガスリーとオコンが10位争いしてるのエキサイティングじゃん、このレギュレーション最高だろ」って千のリプがつくんだよな。
賛否ありといったところか
130Rは全開で駆け抜けてほしいよな~
出典:r/formula1

