2026年F1第8戦オーストリアGP、優勝を飾ったのはポールスタートのジョージ・ラッセル。予選クラッシュで5番手に沈んだマックス・フェルスタッペンが2位まで追い上げ、最終ラップにはラッセルのチームメイトキミ・アントネッリがそのフェルスタッペンに0.4秒差まで肉薄。トップ3が2秒以内にひしめく大接戦のフィニッシュとなった。
…が、海外掲示板の主役は勝者ではなかった。話題をかっさらったのは、失速を喫したフェラーリである。前戦バルセロナでハミルトンが今季初優勝を飾り、「タイトル争い復帰か」と沸いた矢先のこの一戦。フロントロウ(2番手)スタートのルクレールは8位まで後退し、3番手スタートのハミルトンも5位に沈んだ。海外ファンは「タイトル挑戦はきっかり1戦で終わった」と冷ややかだ。
もう一つの見せ場(?)が、アストンマーティンの惨状。ニューウィー設計のマシンとホンダPUに苦しむ最下位争いの常連は、この日もアロンソが3周遅れの最下位、おまけにピットレーンでの速度違反まで犯す始末だった。灼熱のレッドブルリンクではタイヤマネジメントも過酷を極め、コメント欄は「どのコンパウンドもダメだった」の大合唱に。
フェラーリ、栄光は1戦で潰えた
フェラーリのタイトル挑戦は、きっかり1戦で終わった。
フェラーリ、現実に引き戻される。
いつもの「もう終わりだ」フェーズに突入してるな。
何を期待してたのか自分でも分からないけど、本当にフェラーリは毎回新しいガッカリのさせ方を発見してくる。ルクレールがあんな風にずるずる後退していくのを見るのは、正直ちょっと胸が痛んだ。まあ、違う結果を期待してたわけでもないけどね。Lepression再発、絶好調だぜベイビー。
P4からP6あたりを予想してた。昨日のフェルスタッペンのクラッシュで運が良かっただけだし、そもそもこのコースはフェラーリに向いてない。それにしてもルクレールが8位なのは驚きだ。とにかくペースがなさすぎる。
みんなが必死にタイトル争いを呼び込もうとしたけど、結局こうなるのは目に見えてた。という、一フェラーリ視聴者からの一言。
いや、これはとんでもなくパワー依存の結果だ。無線では両車ともオーバーヒートを示していて、温度を守るためのセーフモードに入っていた。小さいタービン、高地、レッドブルやメルセデスと比べた明らかなパワー不足。次のレースでは争いに戻ってくると思う。
ハミルトンの戦略、そして覆い隠せないペース不足
いや、あのハミルトンの追加ピット、必要なかっただろ。
筆者補足:ハミルトンは3番手スタートから、ソフトを使った積極的なアンダーカットで前を狙ったが、灼熱のコンディションでタイヤがもたず最終的に5位。この日のフェラーリは、戦略の妙だけでは覆い隠せないほどペース自体が不足していた。
個人的には、フェラーリはむしろハミルトンのレースを最大化したと思う。ルクレールの2ストップ計画を見れば、タイヤのタレ方は明らかで、とても管理できる状態じゃなかった。普通に走ってたら、あと1つ2つ順位を落としてた可能性すらある。
あのレース、全員が自分たちの戦略を台無しにしようとしてた気がする。まあ、見事に成功させたのはフェラーリだけだったが。
いや、そういう話でもない。フェラーリにはペースがなかった。ハミルトンがピアストリを抑えて4位を守れたかもしれないが、それすら厳しいレベルだ。
灼熱のレッドブルリンク、タイヤは全滅
フェラーリのハードでの走り、マジでどうしようもなかった。
ハードはマジで使い物にならなかったな。
ソフトも…ミディアムもな。
この日のレッドブルリンクは気温・路面温度ともに高く、どのコンパウンドもタレが激しかった。タイヤマネジメントがレースを大きく左右する一日だった。
フェルスタッペンの2位、しかし戦略に募る不満
フェルスタッペンが今日の戦略にブチギレるのは当然の権利だ。2ndスティントを延長するというひどい判断で、優勝争いから完全に外された。ラッセルをアンダーカットできる位置にいたのに、気づけば10秒も後方でコースに戻る羽目になった。
フェルスタッペンは予選のクラッシュで5番グリッドに沈んだが、決勝では2位まで浮上。ラッセルとの差は1.6秒だった。一方、3位アントネッリは最終ラップにフェルスタッペンの0.4秒差まで迫っており、レッドブル側からすれば「2ndストップを早めていれば、今度はアントネッリに食われていた」とも言える。勝てたかどうかは際どい議論だ。
延長自体は正解だった、ただ6周は長すぎた。最後の2周で2.5〜3秒を失って、ラッセルから1.5秒差でフィニッシュ。ラッセルとは逆の戦略を取りつつ、フェルスタッペンがタイムを失い始めた時点で迷わずピットに踏み切っていれば、今日は勝ててた。
なぜレッドブルがアンダーカットを狙わなかったのか、本気で理解できない。1.5秒圏内に入ったら、もう仕掛けるべきだろ。早すぎる判断でフェルスタッペンに鬼のようなディフェンスを強いるほうが、20周かけて10秒差を追わせるよりずっとマシだ。
フェラーリはハミルトンを、レッドブルはフェルスタッペンをそれぞれ潰した。まともな判断さえしてれば、フェルスタッペンはこのレースを勝ってた。ハミルトンも4位は取れてたかもしれない。
戦略がアレだったにもかかわらず、フェルスタッペンは見事な表彰台。終盤のキミとのギャップ管理は完璧だった。
ハミルトン対フェルスタッペン、今季屈指の一騎打ち
ハミルトン対フェルスタッペン。どうか安らかに眠らないでくれ。ただしフェラーリの戦略、お前は別だ。そっちは安らかに眠っていいぞ。
あのバトルは今季ベストクラスだった。ハミルトンは、常に見応えのある勝負を提供してくれる数少ないドライバーの一人だ。
自分の中では、文句なしにグリッド最高のホイール・トゥ・ホイールドライバーだ。常にハードに、それでいて非常にフェアに攻める術を心得てる。
アストンマーティン、終わらない悪夢
アロンソがあのポンコツマシンを駆って、すぐ前を走るアルボンに周回遅れにされかけてるのを見て、心の中で何かがちょっと死んだ。
もっとひどかったのは、彼がピットレーンでの速度超過をレースコントロールに報告されたとき、解説陣が「少なくともアストンはどこかでは速いってことだな」とジョークにした瞬間だ。
いやそれ、自分の基準でも冷たすぎて笑ったわ。ニューウィーはとんでもないハズレ車を作っちまった。
自分の理解では、パワーユニットが激しい振動を引き起こしていて、それが実際にシャシーを傷つけているらしい。ホンダが原因を突き止めて直すまで、出力を落として走らざるを得ない状況だ。さらにギアボックスとリアサスペンションを内製化したものの、マシンの安定性に関して初期トラブルを抱えている。
荒れたスタート、そしてローソン
あのスタートは、いつもよりかなり激しかった。文字通りの意味でも、比喩的な意味でも。
ローソンはもう完全に炭になってるはずだ。
ピアストリの好走と、尻すぼみのフィナーレ
ピアストリは堅実だが、地味なレースだった。
オスカーがDOTD(ドライバー・オブ・ザ・デイ)の候補にすら入ってなかったのは犯罪レベルだ。ここ数戦の不調を経て、ようやく良いレースをしたのに。
あの中盤スティントの後だっただけに、なんとも肩透かしだった。最高のフィニッシュになると思ったのに、結局しぼんでいった。あと1周か2周長ければな。
まだ先は長いとはいえ、この失速はマシンで劣るフェラーリにとって厳しい
アストンは夏以降だな・・・
出典:r/formula1、Formula1.com

