【2026 R8】オーストリアGP 予選・FP3レポート 黄旗かいくぐりラッセルがPP、フェルスタッペンはQ3クラッシュで5番手

予選
FP3

予選結果

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
1 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:07.398 1:06.979 1:06.113
2 シャルル・ルクレール Ferrari 1:07.543 1:07.030 1:06.349
3 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:07.290 1:06.994 1:06.408
4 キミ・アントネッリ Mercedes 1:07.083 1:06.763 1:06.414
5 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:07.407 1:07.183 1:06.475
6 ランド・ノリス McLaren 1:07.259 1:06.897 1:06.502
7 オスカー・ピアストリ McLaren 1:07.487 1:06.890 1:06.511
8 アイザック・ハジャー Red Bull 1:07.408 1:07.086 1:06.632
9 リアム・ローソン Racing Bulls 1:07.385 1:07.136 1:06.955
10 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:07.549 1:07.155 1:07.007
11 ピエール・ガスリー Alpine 1:08.038 1:07.223
12 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:08.035 1:07.293
13 オリバー・ベアマン Haas 1:08.061 1:07.523
14 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:08.066 1:07.611
15 エステバン・オコン Haas 1:08.231 1:07.817
16 フランコ・コラピント Alpine 1:07.894 1:08.171
17 カルロス・サインツ Williams 1:08.252
18 アレクサンダー・アルボン Williams 1:08.509
19 セルジオ・ペレス Cadillac 1:08.945
20 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:09.030
21 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:09.942
22 ランス・ストロール Aston Martin 1:10.363

FP3結果

順位 ドライバー チーム タイム 周回
1 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:07.096 19
2 キミ・アントネッリ Mercedes 1:07.134 +0.038s 17
3 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:07.211 +0.115s 22
4 オスカー・ピアストリ McLaren 1:07.344 +0.248s 17
5 ランド・ノリス McLaren 1:07.360 +0.264s 20
6 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:07.369 +0.273s 16
7 シャルル・ルクレール Ferrari 1:07.452 +0.356s 24
8 アイザック・ハジャー Red Bull 1:07.912 +0.816s 27
9 リアム・ローソン Racing Bulls 1:08.031 +0.935s 21
10 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:08.109 +1.013s 24
11 ピエール・ガスリー Alpine 1:08.193 +1.097s 16
12 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:08.303 +1.207s 22
13 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:08.311 +1.215s 22
14 フランコ・コラピント Alpine 1:08.394 +1.298s 18
15 オリバー・ベアマン Haas 1:08.529 +1.433s 19
16 エステバン・オコン Haas 1:08.707 +1.611s 15
17 カルロス・サインツ Williams 1:08.843 +1.747s 27
18 アレクサンダー・アルボン Williams 1:08.992 +1.896s 25
19 セルジオ・ペレス Cadillac 1:09.532 +2.436s 29
20 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:09.740 +2.644s 24
21 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:10.421 +3.325s 21
22 ランス・ストロール Aston Martin 1:10.567 +3.471s 19

セクター別の速度差は誰がどこで稼いだのか。F1予選セクター優勢マップ(TrackDominance)で予選アタックのテレメトリーをドライバー同士重ねて比較できる。

目次

予選ハイライト

ラッセルが終盤の劇的アタックでポール獲得

Q3の最終アタックが進行する中、マックス・フェルスタッペンがターン9でクラッシュし、コース上にダブルイエローが提示された。第1ラン後に暫定ポールを握っていたキミ・アントネッリはタイムを更新できなかったが、その先でアタック中だったジョージ・ラッセルは黄旗区間でリフトしたと主張しつつタイムをまとめ、1:06.113でポールポジションを奪取した。ラッセルは一時イエローフラッグ侵害の調査対象となったものの、おとがめなしでポールが確定した。

フェルスタッペンがQ3でクラッシュ、5番手スタート

フェルスタッペンはQ3最終アタックでターン9のコントロールを失い、バリアに激突してセッションを終えた。最後のタイム更新を棒に振り、グリッドは5番手に沈んだ。レッドブルリンクでは2021年から2024年にかけて4連続ポールを獲得してきた本拠地だが、今回は一転して波乱の土曜となった。Q2でもレッドブルがフェルスタッペンの最終ランをガレージで見送る賭けに出ており、ピエール・ガスリーやレーシングブルズ勢の猛追を受けて辛うじてQ3に滑り込んでいた。

フェラーリが2-3、メルセデスが最前列とP4を確保

2番手はシャルル・ルクレール(+0.236)、3番手はルイス・ハミルトン(+0.295)で、フェラーリが2台ともトップ3に入った。アントネッリは4番手(+0.301)に終わり、メルセデスはポールと4番手を分け合う形となった。一方、ドライバーズ選手権を争うマクラーレンはランド・ノリスが6番手(+0.389)、オスカー・ピアストリが7番手(+0.398)と3列目以降に沈んだ。トップ7が0.4秒以内にひしめく僅差の予選だった。

アストンマーティン・ウィリアムズ・キャデラックがQ1全滅

アストンマーティンはフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手でダブルQ1敗退。欧州の熱波が、苦戦の続くホンダPUにさらに重くのしかかった格好だ。ウィリアムズもカルロス・サインツ17番手、アレクサンダー・アルボン18番手でそろってQ1敗退となり、サインツは最終コーナーでスライドしてコンマ数秒差でQ2を逃した。キャデラックはセルジオ・ペレス19番手、バルテリ・ボッタス20番手。Q2ではガスリーがフェルスタッペンをドロップゾーンへ押し込みかけたが、わずか0.04秒差の11番手でQ3進出を逃している。

FP3ハイライト

メルセデスがFP3で1-2、ラッセルが最速

ラッセルが1:07.096で最速タイムをマークし、アントネッリが+0.038、ハミルトンが+0.115で続いた。金曜はアントネッリがFP1・FP2を制していたが、土曜午前のFP3ではラッセルがトップを奪い返し、メルセデスがフリー走行3セッションを完全制覇した。

金曜ロングランはメルセデス優位、マクラーレンとフェラーリにタイヤ課題

FP2のロングランではアントネッリが最速で、タイヤ補正後にラッセルを1周あたり0.06秒上回った。メルセデスのタイヤ摩耗は1周あたり約0.1秒に収まり、レースペースでも一歩抜けている。マクラーレンはロングランで2番手グループながら1周あたり約0.2秒の差があり、ピアストリの摩耗はノリスよりさらに約0.3秒大きく、王者チームの弱点が浮き彫りになった。フェラーリは新パワーユニットを投入したものの金曜は精彩を欠いた。FIAはこの週末にヒートハザードを宣言しており、決勝の路面温度は53℃前後に達する見込みだ。フィールド全体のタイヤ摩耗は1周あたり0.164秒に上り、気温次第では2ストップどころか3ストップも現実味を帯びる。タイヤをいたわれるメルセデスがグリッド最前列を固め、摩耗に苦しむマクラーレンが後方に沈んだ。熱波の決勝でこの差がどう出るかが焦点になる。

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