モナコGPの週末、パドックが一斉にざわついた。原因はメルセデスのリアウイング。本来なら何もないはずの場所に、見たこともない小さな翼がワサワサと盛り盛りに生えていたのだ。
背景にあるのは2026年のアクティブエアロだ。超低速・超ハイダウンフォースのモナコは、今年この週末だけアクティブエアロ(リアウイングの開閉機構)を休止する特例措置がとられた。ウイングが動かないなら、それを切り替えるためのアクチュエーターは丸ごとお役御免。ところがレギュレーション上、このアクチュエーター用に確保された枠はウイング本体より高い位置まで許されている。メルセデス、レッドブル、マクラーレンはこの空いた枠に目をつけ、小翼を詰め込んでダウンフォースを稼ぎにきた。中でもメルセデスの作り込みが頭ひとつ抜けて異常で、カスケード状に連なる小翼の塊はもはや盆栽。(ちなみにフェラーリはこのエリアをほぼ手つかずのまま、堂々のモナコ本命)
そして議論を一気に加速させたのが、F1 TVのテクニカルトークだった。空力の専門家いわく、この小翼群は単体でも約35kg、マシン全体への影響まで含めると合計200kg超のダウンフォースを生むという。
数百kgのダウンフォース、その数字どこから出てきた?
そもそも「数百ポンド」って数字、どこから出てきたんだ?純粋に気になる。
動画に出てる空力の専門家が言ってた数字だよ。
OPが貼った動画に空力エンジニアが出ていて、本人がざっくり計算した感じだと、この小翼だけでトップスピード時に30〜35kgは追加されるらしい(その計算が実際どんなものかは知らんけど)。で、「アセンブリ全体」で見ると「数百kg」になるとのこと。”アセンブリ全体”が何を指すのかは不明だが、たぶんマシン周りの他の流れとの相互作用込み、って意味だと思う。
テクニカルトークに出てる空力の専門家、あのウィレム・トートだぞ。あの人が見積もるなら、これ以上ない信頼度だ。
F1空力のスペシャリスト、ウィレム・トートいわく、この小翼群だけでモナコのトップスピード時に約35kg(77ポンド)のダウンフォースを生む。さらに、すでにある空力パーツ(ウイング、フロア、ディフューザー等)を流れる空気への下流効果まで含めると、トータルで200kg(440ポンド)超の増加になるらしい。マジで驚異的だわ。
面積に対して動圧の計算をやって、それを影響の上限とみなすこともできる。あるいは揚力係数の上限を仮定して、面積をざっくり目分量で出すとか。
例のテクニカルトーク、メルセデスのセグメントな。あれ実際は「数百kg」なんだよ。俺アメリカ人で、いまだにヤード・ポンド法使ってるから伝え方を間違えた。🙄
俺の知る限り、数百kgってのはだいたい数百ポンドでもあるはずなんだが。俺が何か勘違いしてる?
このイカれた空力、なぜか嫌いじゃない
完全にイカれた空力だけど、こういうの大歓迎だわ。
80年代にありそうなシロモノだな(笑)。ブサイクの極みだけど、美しいブサイクだ。
2021年のあのとんでもないバージボードを思い出す。
バージボードは前輪の後ろからサイドポンツーンにかけて配置された整流板で、2017〜2021年あたりに最も複雑化し、マシンがゴテゴテして見えた時代の象徴だった
ルール作った人がMSペイントでリアウイングの「箱」を閉じ忘れて、メルセデスが線の繋がってない隙間を見つけた感じ。
こんな小さい翼で本当に数百kgも耐えられるの?
あんなちっこいカーボンが数百ポンドに耐えられるわけないだろ(笑)。
あれカーボンじゃなくて焼結金属だぞ。
ボーイング787の主翼のカーボン厚を調べてみ。とんでもなく薄い。あれくらいなら数百ポンドは余裕で耐えられる。
そのパーツ自体が全荷重を受け止める必要はない。他の構造パーツがより効率的に働くように、空気の流れを変えてるだけかもしれない。
あれはウイングに当たる前の流れの構造を変えてるんだ。単体じゃ大したことはしてなくて、空気にエネルギーを与えることで荷重を生んでる。
で、結局どういう原理で効いてるの?
数百ポンドって、普段出してるダウンフォース全体の何%くらいなんだ?
0,001%
じゃあ普段は100,000kgのダウンフォース出してるってこと?🤣
個人的に一番面白いのは、ウイングの上の流線を推測してなぞれるところ。ウイングの手前と上の空気は真っ直ぐでもウイングの輪郭と平行でもなくて、ウイングに近づくほど曲がって急になっていく。
たぶん小翼自体がダウンフォースを生んでるんじゃなくて、それを生むパーツのほうに空気を導いてるんだよな?
レギュレーションの隙間を突いた一手
これはウイングのアクチュエーター用の「箱」の中に収まってる。アクチュエーターが無い以上、その場所に好きな空力デバイスを作っていいってわけ。
そもそもアクチュエーターが存在できる寸法の枠があって、この翼はその範囲内なの?どう見てもアクチュエーターよりデカく見えるんだけど。
そう、まさに俺が投稿で言った通り。あれはアクチュエーターのレギュレーション枠(ボックス)内に収まってる。アクチュエーターの収納部は許容寸法ぴったりじゃなく、できるだけ小さく作られてる。例えばアルピーヌはカナダで枠に余裕があったから小翼を1枚追加してた。フェラーリの小さなタブも同じエリアにある。
翼の真ん中と端、どっちが効く?
俺の理解だと、ウイングは真ん中あたりではダウンフォースが少なくて、大半は端で発生する。だからアクチュエーターは中央マウントなんだ(影響が少ないから)。フェラーリFXXがいい例。
そのソースは?
ウイングの真ん中(スパン中央)のほうがダウンフォースは多く出るはず。端のように翼端渦で圧力差が打ち消されないからな。
いや、実際はだな☝🏼🤓 FXXがサイドにしかリアウイングを持たない一番ありそうな理由は、ウイングは本来きれいな層流があって初めて設計通りに働くからで、前方にデカいコックピットがあると気流が乱れて中央部のダウンフォースがごっそり失われるからだ。ウイングは航空機でもF1でも、基本的に中央のほうが圧力を多く生む(端では悪影響が出るので、航空機はウイングレット、高性能車はエンドプレートを付ける)。
1戦のためにそこまでやる意味ある?
予算上限がある中で、特にメルセデスにとっては賢い動きとは思えない。チャンピオン争いに勝つのにこれは要らないだろ。24戦中1戦でしか使えないウイングに大金を突っ込んだわけで。
その「24戦に1回」ってのが、1周目以降フェラーリを抜けない唯一のレースなんだよなぁ。
あの専門家、適当こいてるだろ。単体では30kg生むらしいが、なんか手品みたいな理屈で残りの170kg超をマシンの他の部分が魔法のように生み出すんだとさ。だからメルセデスはモナコであんなに圧倒的なわけだ。……あれ、そうだっけ?
キミ何人分のダウンフォース?
おい、ついに単位が「キミ」になったのか?これまではバナナ、サッカー場、オリンピックプール、キリンだったのに。
たぶんキミ3人がリアウイングに座ってるのと同じくらいだろ。🤷♀️ 追記:真面目な答えは、知らん。
こういうアップデートパーツを見るのが楽しいんだよな
出典:r/F1Technical

