2026年シーズンが開幕してまだ4戦目だというのに、F1のエンジン規定は次の方向転換を巡って大騒ぎになっている。
発端はマイアミGP週末でのFIA会長モハメド・ベン・スレイエム発言。「2031年、もしくはその1年前倒しでV8エンジンを復活させる」「PUマニュファクチャラー6社中4社の賛同が得られれば2030年からの前倒しもありうる」「もし得られなくても、2031年からはFIAの権限で実施する」と宣言した。さらに「電動化はごくわずかに留める」とも語り、現行ターボハイブリッドからの劇的な脱却を予告している。
これにメルセデス代表のトト・ヴォルフが噛みついた。「V8復帰は大賛成。ただし、電動はもっと残してくれ」というのだ。彼が打ち出したのは、ICE(内燃機関)側で800馬力、電動側で400馬力以上、合計1,200馬力超の「メガエンジン」構想である。
現行PU(約1,000馬力で内燃機関と電動の比率がほぼ50-50)に対し、ヴォルフ案では約66対33と内燃機関寄りにシフト。「100%燃焼に戻したら、2030年や2031年にはF1がバカに見えるかもしれない」とも語っており、世間体と性能と懐古趣味のバランスを取ろうとしている格好だ。レッドブル、フェラーリもV8復帰賛同のスタンス。問題は「電動の割合をどこに置くか」に集約されつつある。
結局スプリット比率はどこに着地するの?
えーと…これって過去のハイブリッドにV8積み直すってこと?
過去のハイブリッドは80%対20%でICE寄りだった。今のハイブリッドは50%対50%。ヴォルフが言ってるのは「今の電動を残しつつ、比率を下げる」って案だ。アウディ、ホンダ、GMの賛同も必要だし、メルセデス本社も納得させないといけない。彼らは大きい電動比率を強く推してきた1社でもあるしな。最終的には60%対40%(60% ICE、40%電動)あたりに落ち着く可能性もある。今より電動寄りじゃないが、過去のハイブリッドより電動寄りという形だな。
厳密に言うと、ヴォルフは66%対33%(2/3対1/3)の比率を描いてた。
つまりICE 67%か?
たぶん69%になるんじゃね?
ヴォルフ案の問題は、それでも重くてデカいマシンのままになるってこと。FOMとFIAが欲しいのは、もっと安くて電動部分の少ないPUなんだ。
『リアルワールド連動』なんて、もう要らないだろ
「現実世界との繋がりを失わないように…」これこそがF1を最初に台無しにした元凶だ。マシンはオープンホイール、オープンコックピット、史上最大のウイングを付けてる。なのに、なぜかパワーユニットだけは「現実世界」とリンクしてないとダメらしい。マシンが2008年式メルセデスC200に似てなくて、エンジンも同じじゃないから興味を失った人、手挙げて?
「F1を台無しにした」って(笑)どんだけ世界とズレた終末論者だよ。
このリアルワールド連動を求めてるのはエンジンメーカー側。空力はメーカーとは無関係。エンジンメーカーが市販車に技術や知見、ブランド認知を還元したいから、F1プログラムでの開発費を回収できる仕組みが欲しいんだ。
そうそう。ファンが現実世界との連動を求めてるんじゃない。求めてるのはエンジンメーカーだ。
「F1はどう壊れてるんだ?」って聞いてくる人へ。Reddit民は世界中のF1ファンを完璧に代表してる存在だから、明らかにこのスポーツは死に体で破産寸前だぞ。記録的な視聴者数、観客動員、オーバーテイク数なんて些細な情報は重要じゃない。
「メーカーが本気で投資してくれるなら、それでいい」
持続可能性ならプライベートジェット、輸送、物流、そして使い捨てされる広告板に焦点を絞れって話だ。
そっち側がF1全体のCO2排出量の98%を占めてる。マシン側でやってることは全部、人々を喜ばせるためのパフォーマンスでしかない。
とはいえ、メーカー側は市販車向けの開発もやってる。これはファンを喜ばせるためじゃなく、彼らのお金が未来に向けて使われるようにするためだ。彼らはただレースをするためにF1に来てるわけじゃない。
そう、エンジンメーカーは基本的にF1をハイエンドのテストベッドとして使ってる。市販車に展開しないエンジンをF1専用に作ることに、ほぼ間違いなく承認は下りない。それじゃただの金の無駄遣いで、フェラーリ以外は誰もサインしないだろう。
「フォーミュラEとの独占契約、忘れてない?」
ぶっちゃけメガエンジン構想は最高に聞こえる。慎ましき内燃機関が生き残るなら何の不満もない。誤解しないでくれよ、グリーンエネルギー全面賛成だ。だが神よ、高回転で爆音を響かせるエンジンに勝るものはないんだ。ドライバーですら、その愛情を隠せない。
F1のICEは2048年まで生き残る予定なんだよ。なぜならフォーミュラEがFIAと「電動世界選手権」として独占契約を結んでるからな。フォーミュラEはスペックシリーズでF1とは全然違うのに、これは納得いかない。もしテスラやBYDやリマックなどが参入して、F1がエンジンや空力で長年やってきたみたいに「最高のEVパワートレインを作る」というコンストラクター選手権をやってたら、EV業界全体に良い影響があったはずなのに。
厳密にはフォーミュラEは完全なスペックシリーズじゃない。シャーシとフロントの回生ボックスはスペックだが、メインのパワートレインとバッテリーはメーカー製。F2というよりインディカーをマニュファクチャラー多めにした感じに近い。
FEのその独占契約は、結局のところF1がフル電動に行く決断をした場合にFEが補償金を要求できるようにしておく交渉カードでしかない。F1がフル電動にしたらFEは即終わるんだから。鉄壁の保証でも何でもない。なんでこれを絶対的な縛りだと思ってる人がいるのかわからん。F1はFEより1兆倍重要で、もしFIAが電動化を望めばFEには絶対止められない。
なんで昔は1200-1300馬力を超えなかった?
たぶん安全面もあるけど、エンジンサイズと信頼性も理由だと思う。物理学と衝突する地点があって、そういう場合はだいたい物理学に負ける。
安全性だな。サーキットがそれに対応してない。最新の素材なら安全性は進化してるけど、ヴォルフが念頭に置いてるのは小さなバッテリーと400馬力モーター。F1マシンはレース場で時速370kmを大きく超えると、ドライバーや観客の安全管理が難しくなる、というのが俺の感覚だ。
1986年、BMWはブラバムとベネトンに1.5L ターボ4気筒を供給した。80PSIブースト、予選トリム時の推定出力は1,400馬力前後とされる。信頼性の参考までに、ベネトンとブラバムは合わせて1勝・2ポール、それぞれ32戦中19戦リタイア。良いエンジンとは言えず、BMWはその後すぐF1から撤退した。最大排気量・ブースト・燃料制限の中で出せるパワーには現実的な限界がある。特に長期信頼性を考えると、1気筒300cc未満では厳しい。前世代のMGU-H付きV6は約530馬力/Lというイカれた数字を出していた。最終世代のV8やV10ですら315馬力/L程度だ。
これフェラーリには追い風になるの?
chat、これはついにフェラーリにツキが回ってくるんか? 🙁
すぐではない。でも、その翌年あたりから本気を出し始めるはずだ。
結局それ、LMP1ハイブリッドじゃん
俺は90度バンク角の直4を2基積んで、50:50スプリットを提案するわ。
つまりLMP1ハイブリッドにステップを増やしただけだろ。
電動化要素を残さないとホンダがまた撤退してしまうぞ!
出典:r/formula1
https://www.reddit.com/r/formula1/comments/1t5a8z0/autosport_toto_wolff_says_mercedes_are_up_for_f1/

