6月10日、FIAが2027年以降のF1パワーユニット規定について、関係者間で正式合意に達したと発表した。内燃エンジン(ICE)の出力を現行の400kWから2027年に420kW、2028年には450kWへと段階的に引き上げる一方、電動モーター(MGU-K)の出力は350kWから300kWに削減される。
発端は今季から導入された2026年規定だ。電動出力を350kWまで大幅に増強し、ICEとほぼ半々のパワー配分を目指した新世代PUだったが、蓋を開けてみればエネルギーマネジメントに振り回される場面が続出。予選ではバッテリー切れを避けるためにエンジン出力を充電に回す走り方まで横行し、フェルスタッペンは変更がなければF1を離れる可能性に言及、アロンソに至っては今のF1を「バッテリー世界選手権」と呼んでいた。
今回の合意内容を整理すると、2027年は燃料流量を5%引き上げてICEを420kWに強化し、MGU-Kは300kWに削減、パワー比率は58:42に。2028年は燃料流量を現行比13%増としてICEを450kWまで引き上げ、最終的に60:40へ移行する。一方で、オーバーテイクモード時の電動出力は350kWのまま維持され、回生(ハーベスト)の上限はむしろ350kW→375kW→400kWと段階的に引き上げられる。「使う電力は減らすが、貯める速度は上げる」方向の調整だ。
規定変更は6月23日にマカオで開かれるFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)を経て確定する。この発表を受けて、Redditのコメント欄では配分の妥当性からフロントアクスル回生の是非、燃料タンク問題まで、技術談義が一気に白熱した。
まずは配分の妥当性から
回生に課された制限を考えれば、50:50よりこっちの配分のほうが間違いなく妥当だ。
つまり現在がICE53%:電動47%で、2027年は58%:42%になるってこと?この解釈で合ってる?
ただ、2027年はトータルで30kWダウンになるみたいだけどね。
でもICEの比率が上がれば、小さいバッテリー頼みじゃなくなる分、1周を通しての平均パワーはむしろ上がるかもしれない。
簡単に言えば、2027年は燃料流量5%増で58:42、2028年は13%増で60:40に進むってことだ。
結局60:40なのか?数字の解釈をめぐって
なんでそれを最初からツイートに書かないんだ?
そしたら「気になってる人」がいなくなっちゃうだろ……当然。
それが正確な規定じゃないからだよ。50:50って表現が単純化しすぎだったのと同じ。
そうそう、今回の数字を見ても現行はICE400kWに電動350kWなんだから、実際は55:45寄り(小数点まで出せば53:47)だった訳で。
なぜフロントアクスル回生は禁止されたのか
LMP1ハイブリッドは10年前の時点でほぼ50:50を実現してた。疑問なのは、なぜ回生に上限を設ける必要があると考えてるのかって点だ。チームに任せて自由にやらせれば、何か革新的なものが生まれるかもしれないのに。
フロントアクスル回生(LMHマシンが積んでるやつ)は、アウディが有利になるって懸念から各チームの投票で否決されたんだ。
フロントアクスル回生が認められなかったもう一つの理由は、チームがトラクションコントロールやABSの実装に転用できる可能性があったからだ。前後両方の車軸にモーターがあれば、両軸のホイール回転数を制御できるようになって、それがそのままTCやABSとして機能してしまう。
フロントアクスルの回生は絶対に切るべきじゃなかった。
色んなところで聞いた話だと、あれはチームが簡単に操作して、ある種のトラクションコントロールに転用できてしまうらしい。
TCじゃなくてABSじゃない?前後の回生比率を調整すればロックアップを防げる、っていうのが俺の理解だったんだけど。
だったらMGU-Hを廃止すべきじゃなかったんだよ。
ICEのパワーアップはどうやる?浮上する燃料タンク問題
解釈はそれで合ってるはず。ICEのパワーをどう上げるのかは不明だけど、たぶん燃料流量の引き上げだろう。ただそうなると今度は燃料タンク容量という新たな厄介事が出てくる。大きいタンクに合わせて新しいシャシーを設計するのか?それとも今のタンクサイズに合わせてレース距離を短縮するのか?
燃料流量は2027年に5%、2028年に13%(おそらく現行比で)引き上げられる。ちなみに現在は毎時3000MJだ。
レース距離の短縮だけは絶対にない。モナコを除いて最低305kmっていうのは、もう何十年も変わってないんだから。
フェラーリのマスタープランだよ。LICOの練習を早めに積んでおくっていうね。
LICOは「Lift and Coast(リフト&コースト)」の略。
で、結局何が変わるのか
誰かウィル・バクストン式の説明で、これが何を意味するのか教えてくれないか?
バッテリーは小さければ小さいほど、充電する必要が減るんだ。
この変更がどれくらい重大なのか分かるくらい、技術に詳しい人いる?
エンジンの内燃:電動の比率が2027年に58:42、2028年に60:40になる。それに加えて来年は燃料流量が5%、2028年には13%増える。
8%の差って実際そんなに効くの?
ほとんどのサーキットでスーパークリッピングの必要性が減る(願わくばゼロになる)はずだ。ただ、ベガスやモンツァみたいなコースでは引き続き問題になりそうだけど。
振り回される開発現場
この変更、今のエンジンサイクルの開発計画をめちゃくちゃにしてるはずだ。実質、3年連続で同じエンジンを使えないことになるんだから。
ドライバーの多くがバッテリーを嫌っているなら、なぜ2027年にいきなり60:40、2028年に70:30まで進めないのか」という質問へ
全チームがシミュレーションを回してみた結果、その規模の変更は7〜8ヶ月じゃ実装しきれないって結論になったんだろう。
出典:r/formula1
https://www.reddit.com/r/formula1/comments/1u28jpo/erik_van_haren_the_fia_has_now_announced_that/

