決勝結果
| 順位 | ドライバー | チーム | 周回 | タイム / リタイア | PTS |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | キミ・アントネッリ | Mercedes | 57 | 1:34:23.754 | 25 |
| 2 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | 57 | +4.351s | 18 |
| 3 | ランド・ノリス | McLaren | 57 | +5.089s | 15 |
| 4 | シャルル・ルクレール | Ferrari | 57 | +29.116s | 12 |
| 5 | ジョージ・ラッセル | Mercedes | 57 | +29.829s ⏱FL | 10 |
| 6 | リアム・ローソン | Red Bull | 57 | +1:26.746s | 8 |
| 7 | フランコ・コラピント | Alpine | 57 | +1:34.281s | 6 |
| 8 | オスカー・ピアストリ | McLaren | 57 | +1:35.839s | 4 |
| 9 | アービッド・リンドブラッド | Racing Bulls | 56 | +1 Lap | 2 |
| 10 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Audi | 56 | +1 Lap | 1 |
| 11 | エステバン・オコン | Haas | 56 | +1 Lap | 0 |
| 12 | ピエール・ガスリー | Alpine | 56 | +1 Lap | 0 |
| 13 | ガブリエル・ボルトレート | Audi | 56 | +1 Lap | 0 |
| 14 | 角田裕毅 | Racing Bulls | 56 | +1 Lap | 0 |
| 15 | アレクサンダー・アルボン | Williams | 56 | +1 Lap | 0 |
| 16 | オリバー・ベアマン | Haas | 56 | +1 Lap | 0 |
| 17 | フェルナンド・アロンソ | Aston Martin | 55 | +2 Laps | 0 |
| 18 | バルテリ・ボッタス | Cadillac | 54 | +3 Laps | 0 |
| DNF | カルロス・サインツ | Williams | 43 | リタイア | 0 |
| DNF | セルジオ・ペレス | Cadillac | 31 | 水系統トラブルの疑い | 0 |
| DNF | ランス・ストロール | Aston Martin | 12 | ブレーキトラブル | 0 |
| DNF | ルイス・ハミルトン | Ferrari | 6 | ブレーキトラブル | 0 |
ドライバーズランキング(第14戦終了時点 / Top 10)
| 順位 | ドライバー | チーム | PTS |
|---|---|---|---|
| 1 | キミ・アントネッリ | Mercedes | 292 |
| 2 | ジョージ・ラッセル | Mercedes | 211 |
| 3 | ルイス・ハミルトン | Ferrari | 191 |
| 4 | ランド・ノリス | McLaren | 186 |
| 5 | シャルル・ルクレール | Ferrari | 167 |
| 6 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | 145 |
| 7 | オスカー・ピアストリ | McLaren | 120 |
| 8 | アイザック・ハジャー | Red Bull | 71 |
| 9 | リアム・ローソン | Red Bull | 59 |
| 10 | ピエール・ガスリー | Alpine | 41 |
コンストラクターズランキング(第14戦終了時点)
| 順位 | チーム | PTS |
|---|---|---|
| 1 | Mercedes | 503 |
| 2 | Ferrari | 358 |
| 3 | McLaren | 306 |
| 4 | Red Bull | 230 |
| 5 | Racing Bulls | 77 |
| 6 | Alpine | 68 |
| 7 | Haas | 21 |
| 8 | Audi | 17 |
| 9 | Williams | 11 |
| 10 | Aston Martin | 3 |
| 11 | Cadillac | 0 |
予選結果
| 順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ランド・ノリス | McLaren | 1:33.469 | 1:32.873 | 1:31.824 |
| 2 | キミ・アントネッリ | Mercedes | 1:33.267 | 1:32.591 | 1:31.835 |
| 3 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | 1:33.381 | 1:32.431 | 1:31.964 |
| 4 | ルイス・ハミルトン | Ferrari | 1:33.531 | 1:32.710 | 1:32.013 |
| 5 | シャルル・ルクレール | Ferrari | 1:33.532 | 1:32.755 | 1:32.019 |
| 6 | ジョージ・ラッセル | Mercedes | 1:33.211 | 1:32.850 | 1:32.149 |
| 7 | オスカー・ピアストリ | McLaren | 1:33.829 | 1:33.204 | 1:32.294 |
| 8 | リアム・ローソン | Red Bull | 1:33.310 | 1:32.780 | 1:32.316 |
| 9 | フランコ・コラピント | Alpine | 1:33.963 | 1:33.038 | 1:32.903 |
| 10 | アービッド・リンドブラッド | Racing Bulls | 1:34.340 | 1:33.204 | 1:33.041 |
| 11 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Audi | 1:34.417 | 1:33.223 | — |
| 12 | ガブリエル・ボルトレート | Audi | 1:33.986 | 1:33.388 | — |
| 13 | エステバン・オコン | Haas | 1:34.667 | 1:33.667 | — |
| 14 | ピエール・ガスリー | Alpine | 1:34.246 | 1:33.753 | — |
| 15 | 角田裕毅 | Racing Bulls | 1:34.311 | 1:34.084 | — |
| 16 | アレクサンダー・アルボン | Williams | 1:35.307 | 1:35.532 | — |
| 17 | カルロス・サインツ | Williams | 1:35.312 | — | — |
| 18 | フェルナンド・アロンソ | Aston Martin | 1:35.388 | — | — |
| 19 | セルジオ・ペレス | Cadillac | 1:35.913 | — | — |
| 20 | バルテリ・ボッタス | Cadillac | 1:38.011 | — | — |
| 21 | オリバー・ベアマン | Haas | タイムなし | — | — |
| 22 | ランス・ストロール | Aston Martin | タイムなし | — | — |
ストロールのブレーキ停止で出たVSCが、ノリスの勝利を消した
マドリンク初開催の決勝を左右したのは、12周でコース脇に止まったストロールのアストンマーティンだった。ターン20での停止でバーチャルセーフティカー(VSC)が導入され、メルセデスとレッドブルはアントネッリ、ラッセル、フェルスタッペンをただちにピットへ呼び込む。一方、首位を走っていたノリスはピット入口に間に合わず、VSCはストロールのマシンがバリア裏へ退避するまでの短時間で解除された。通常走行に戻ってから入ったノリスはタイヤ交換に約7秒を要し、コースに戻ったときには5番手となってしまった。
アントネッリが今季8勝目、選手権リードは81点に
アントネッリは終盤のペースで押し切り、フェルスタッペンに4.351秒差をつけて今季8勝目を挙げた。レース中盤はステアリングの違和感を訴え、トラックリミットについてチームから注意も受けていたが、ハードでの最終スティントは危なげがなかった。第14戦終了時点でアントネッリは292点、2位ラッセルとの差は81点。公式カレンダー上、残るのは9戦(スプリントは第17戦シンガポールGPの1回のみ)で、争える最大ポイントは233点になる。本人はレース後、勝利の価値を認めつつもノリスが勝つべきレースだったという趣旨のコメントを残している。
1周目のフェルスタッペンとハミルトン、ポジション返却をめぐる攻防
スタート直後、アントネッリはノリスのインを突いたものの止まりきれず、最初のシケインをカット。直後の再アタックでも同じようにコースを外れ、その隙にフェルスタッペンがクリーンな追い抜きで2番手に上がったが、1コーナーでの並びをめぐってハミルトンが位置の返還を主張した。フェルスタッペン側はハミルトンの接近こそ危険だったと無線で反論したものの、ペナルティを避けるためチームは順位を戻すよう指示。フェルスタッペンは不服を示しながらもアントネッリとハミルトンを先行させた。結果的にこのやり取りは長く続かず、ハミルトンはブレーキの不調で自力で後退していく。
ルクレールの48周ステイアウト、ハードで4位を確保
VSCで動かなかったルクレールは、ハードタイヤで実質的な首位に立ち、セーフティカーか赤旗を待って引っ張り続けた。ピットインは48周目終了時。想定していた中断は最後まで訪れず、コースに戻った時点で表彰台は届かなかったが、それでも4位でチェッカーを受けている。2ストップに切り替えたラッセルは5位、49周目に1分35秒587のファステストラップを記録した。上位はアントネッリ、フェルスタッペン、ノリスの3台が最後まで数秒圏内に収まり、ノリスはフェルスタッペンがターン5をカットした場面で並びかけたが、前に出ることはできなかった。
角田裕毅、1周目の接触でバージボードを損傷
レーシングブルズで代役3戦目を迎えた角田裕毅は、予選でQ3に届かず15番手。チームメイトのリンドブラッドとの差は0.880秒だった。決勝は立ち上がりに不運が重なる。1周目のターン1、20番グリッドから好スタートを切ったサインツがヒュルケンベルグの背後で詰まって挙動を乱し、アウト側にいた角田に接触。左側のバージボードを損なった角田は、以降を空力面のハンデを抱えたまま走ることになった。本人もレース後、1周目の接触で大きなダメージを負ったと説明している。結果は14位、トップから1周遅れ。前戦イタリアGPで挙げた今季初ポイントに続く連続入賞という目標は、次戦以降に持ち越しとなった。一方のリンドブラッドは終盤のヒュルケンベルグとの競り合いを制して9位、2点を持ち帰っている。
ブレーキトラブルで2台が消え、スペイン勢は母国で沈む
リタイアは4台。ハミルトンは6周を終えたところでブレーキの症状が悪化し、フェラーリがマシンを降ろした。今季初のリタイアである。同じくブレーキに問題を抱えたストロールが12周でストップし、ペレスは水系統のトラブルとみられる症状で31周を終えて後退。サインツは地元マドリードで迎えた初のレースを43周までで終えた。そのサインツは、ターン5でアロンソを壁側に押し出したとして5秒加算のペナルティを受けており、予選17番手からボッタスを妨害したとしてグリッド3降格も科されていた。

