マドリードGP 決勝結果 VSCが分けた明暗、アントネッリが今季8勝目

R14
🇪🇸 マドリードGP
📍 マドリング(マドリード) 📅 2026年9月13日 🔄 決勝57周(5.416km × 57 = 308.524km)
決勝
ランキング
予選

決勝結果

順位ドライバーチーム周回タイム / リタイアPTS
1キミ・アントネッリMercedes571:34:23.75425
2マックス・フェルスタッペンRed Bull57+4.351s18
3ランド・ノリスMcLaren57+5.089s15
4シャルル・ルクレールFerrari57+29.116s12
5ジョージ・ラッセルMercedes57+29.829s ⏱FL10
6リアム・ローソンRed Bull57+1:26.746s8
7フランコ・コラピントAlpine57+1:34.281s6
8オスカー・ピアストリMcLaren57+1:35.839s4
9アービッド・リンドブラッドRacing Bulls56+1 Lap2
10ニコ・ヒュルケンベルグAudi56+1 Lap1
11エステバン・オコンHaas56+1 Lap0
12ピエール・ガスリーAlpine56+1 Lap0
13ガブリエル・ボルトレートAudi56+1 Lap0
14角田裕毅Racing Bulls56+1 Lap0
15アレクサンダー・アルボンWilliams56+1 Lap0
16オリバー・ベアマンHaas56+1 Lap0
17フェルナンド・アロンソAston Martin55+2 Laps0
18バルテリ・ボッタスCadillac54+3 Laps0
DNFカルロス・サインツWilliams43リタイア0
DNFセルジオ・ペレスCadillac31水系統トラブルの疑い0
DNFランス・ストロールAston Martin12ブレーキトラブル0
DNFルイス・ハミルトンFerrari6ブレーキトラブル0

ドライバーズランキング(第14戦終了時点 / Top 10)

順位ドライバーチームPTS
1キミ・アントネッリMercedes292
2ジョージ・ラッセルMercedes211
3ルイス・ハミルトンFerrari191
4ランド・ノリスMcLaren186
5シャルル・ルクレールFerrari167
6マックス・フェルスタッペンRed Bull145
7オスカー・ピアストリMcLaren120
8アイザック・ハジャーRed Bull71
9リアム・ローソンRed Bull59
10ピエール・ガスリーAlpine41

コンストラクターズランキング(第14戦終了時点)

順位チームPTS
1Mercedes503
2Ferrari358
3McLaren306
4Red Bull230
5Racing Bulls77
6Alpine68
7Haas21
8Audi17
9Williams11
10Aston Martin3
11Cadillac0

予選結果

順位ドライバーチームQ1Q2Q3
1ランド・ノリスMcLaren1:33.4691:32.8731:31.824
2キミ・アントネッリMercedes1:33.2671:32.5911:31.835
3マックス・フェルスタッペンRed Bull1:33.3811:32.4311:31.964
4ルイス・ハミルトンFerrari1:33.5311:32.7101:32.013
5シャルル・ルクレールFerrari1:33.5321:32.7551:32.019
6ジョージ・ラッセルMercedes1:33.2111:32.8501:32.149
7オスカー・ピアストリMcLaren1:33.8291:33.2041:32.294
8リアム・ローソンRed Bull1:33.3101:32.7801:32.316
9フランコ・コラピントAlpine1:33.9631:33.0381:32.903
10アービッド・リンドブラッドRacing Bulls1:34.3401:33.2041:33.041
11ニコ・ヒュルケンベルグAudi1:34.4171:33.223—
12ガブリエル・ボルトレートAudi1:33.9861:33.388—
13エステバン・オコンHaas1:34.6671:33.667—
14ピエール・ガスリーAlpine1:34.2461:33.753—
15角田裕毅Racing Bulls1:34.3111:34.084—
16アレクサンダー・アルボンWilliams1:35.3071:35.532—
17カルロス・サインツWilliams1:35.312——
18フェルナンド・アロンソAston Martin1:35.388——
19セルジオ・ペレスCadillac1:35.913——
20バルテリ・ボッタスCadillac1:38.011——
21オリバー・ベアマンHaasタイムなし——
22ランス・ストロールAston Martinタイムなし——

ストロールのブレーキ停止で出たVSCが、ノリスの勝利を消した

マドリンク初開催の決勝を左右したのは、12周でコース脇に止まったストロールのアストンマーティンだった。ターン20での停止でバーチャルセーフティカー(VSC)が導入され、メルセデスとレッドブルはアントネッリ、ラッセル、フェルスタッペンをただちにピットへ呼び込む。一方、首位を走っていたノリスはピット入口に間に合わず、VSCはストロールのマシンがバリア裏へ退避するまでの短時間で解除された。通常走行に戻ってから入ったノリスはタイヤ交換に約7秒を要し、コースに戻ったときには5番手となってしまった。

アントネッリが今季8勝目、選手権リードは81点に

アントネッリは終盤のペースで押し切り、フェルスタッペンに4.351秒差をつけて今季8勝目を挙げた。レース中盤はステアリングの違和感を訴え、トラックリミットについてチームから注意も受けていたが、ハードでの最終スティントは危なげがなかった。第14戦終了時点でアントネッリは292点、2位ラッセルとの差は81点。公式カレンダー上、残るのは9戦(スプリントは第17戦シンガポールGPの1回のみ)で、争える最大ポイントは233点になる。本人はレース後、勝利の価値を認めつつもノリスが勝つべきレースだったという趣旨のコメントを残している。

1周目のフェルスタッペンとハミルトン、ポジション返却をめぐる攻防

スタート直後、アントネッリはノリスのインを突いたものの止まりきれず、最初のシケインをカット。直後の再アタックでも同じようにコースを外れ、その隙にフェルスタッペンがクリーンな追い抜きで2番手に上がったが、1コーナーでの並びをめぐってハミルトンが位置の返還を主張した。フェルスタッペン側はハミルトンの接近こそ危険だったと無線で反論したものの、ペナルティを避けるためチームは順位を戻すよう指示。フェルスタッペンは不服を示しながらもアントネッリとハミルトンを先行させた。結果的にこのやり取りは長く続かず、ハミルトンはブレーキの不調で自力で後退していく。

ルクレールの48周ステイアウト、ハードで4位を確保

VSCで動かなかったルクレールは、ハードタイヤで実質的な首位に立ち、セーフティカーか赤旗を待って引っ張り続けた。ピットインは48周目終了時。想定していた中断は最後まで訪れず、コースに戻った時点で表彰台は届かなかったが、それでも4位でチェッカーを受けている。2ストップに切り替えたラッセルは5位、49周目に1分35秒587のファステストラップを記録した。上位はアントネッリ、フェルスタッペン、ノリスの3台が最後まで数秒圏内に収まり、ノリスはフェルスタッペンがターン5をカットした場面で並びかけたが、前に出ることはできなかった。

角田裕毅、1周目の接触でバージボードを損傷

レーシングブルズで代役3戦目を迎えた角田裕毅は、予選でQ3に届かず15番手。チームメイトのリンドブラッドとの差は0.880秒だった。決勝は立ち上がりに不運が重なる。1周目のターン1、20番グリッドから好スタートを切ったサインツがヒュルケンベルグの背後で詰まって挙動を乱し、アウト側にいた角田に接触。左側のバージボードを損なった角田は、以降を空力面のハンデを抱えたまま走ることになった。本人もレース後、1周目の接触で大きなダメージを負ったと説明している。結果は14位、トップから1周遅れ。前戦イタリアGPで挙げた今季初ポイントに続く連続入賞という目標は、次戦以降に持ち越しとなった。一方のリンドブラッドは終盤のヒュルケンベルグとの競り合いを制して9位、2点を持ち帰っている。

ブレーキトラブルで2台が消え、スペイン勢は母国で沈む

リタイアは4台。ハミルトンは6周を終えたところでブレーキの症状が悪化し、フェラーリがマシンを降ろした。今季初のリタイアである。同じくブレーキに問題を抱えたストロールが12周でストップし、ペレスは水系統のトラブルとみられる症状で31周を終えて後退。サインツは地元マドリードで迎えた初のレースを43周までで終えた。そのサインツは、ターン5でアロンソを壁側に押し出したとして5秒加算のペナルティを受けており、予選17番手からボッタスを妨害したとしてグリッド3降格も科されていた。

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