【2026 R7】バルセロナ-カタルーニャGP 予選・FP3レポート ラッセルが今季3度目のポール、ルクレールはQ3クラッシュで10番手

予選
FP3

予選結果

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
1 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:15.717 1:15.228 1:14.679
2 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:15.625 1:15.418 1:14.743
3 キミ・アントネッリ Mercedes 1:15.977 1:15.295 1:14.998
4 ランド・ノリス McLaren 1:16.287 1:15.361 1:15.001
5 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:16.352 1:15.484 1:15.021
6 アイザック・ハジャー Red Bull 1:16.427 1:15.754 1:15.077
7 オスカー・ピアストリ McLaren 1:16.138 1:15.518 1:15.090
8 リアム・ローソン Racing Bulls 1:16.673 1:15.585 1:16.542
9 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:16.066 1:15.768 1:16.657
10 シャルル・ルクレール Ferrari 1:15.964 1:15.281
11 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:16.425 1:15.840
12 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:16.616 1:16.001
13 フランコ・コラピント Alpine 1:16.590 1:16.191
14 ピエール・ガスリー Alpine 1:16.599 1:16.261
15 オリバー・ベアマン Haas 1:16.571 1:16.389
16 カルロス・サインツ Williams 1:16.881 1:17.827
17 エステバン・オコン Haas 1:17.073
18 アレクサンダー・アルボン Williams 1:17.424
19 セルジオ・ペレス Cadillac 1:17.545
20 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:17.757
21 ランス・ストロール Aston Martin 1:18.758
22 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:18.815

FP3結果

順位 ドライバー チーム タイム 周回
1 ジョージ・ラッセル Mercedes 1:15.679 11
2 オスカー・ピアストリ McLaren 1:15.893 +0.214s 12
3 シャルル・ルクレール Ferrari 1:15.922 +0.243s 17
4 ランド・ノリス McLaren 1:15.925 +0.246s 15
5 ルイス・ハミルトン Ferrari 1:16.381 +0.702s 16
6 マックス・フェルスタッペン Red Bull 1:16.434 +0.755s 12
7 キミ・アントネッリ Mercedes 1:16.500 +0.821s 12
8 アイザック・ハジャー Red Bull 1:16.684 +1.005s 15
9 ニコ・ヒュルケンベルグ Audi 1:16.961 +1.282s 22
10 アービッド・リンドブラッド Racing Bulls 1:17.020 +1.341s 16
11 ガブリエル・ボルトレート Audi 1:17.027 +1.348s 13
12 リアム・ローソン Racing Bulls 1:17.324 +1.645s 15
13 ピエール・ガスリー Alpine 1:17.583 +1.904s 15
14 フランコ・コラピント Alpine 1:17.625 +1.946s 14
15 カルロス・サインツ Williams 1:17.730 +2.051s 19
16 エステバン・オコン Haas 1:18.040 +2.361s 15
17 オリバー・ベアマン Haas 1:18.391 +2.712s 13
18 アレクサンダー・アルボン Williams 1:18.412 +2.733s 15
19 セルジオ・ペレス Cadillac 1:18.691 +3.012s 21
20 フェルナンド・アロンソ Aston Martin 1:19.496 +3.817s 18
21 バルテリ・ボッタス Cadillac 1:19.962 +4.283s 14
22 ランス・ストロール Aston Martin 1:20.103 +4.424s 17

セクター別の速度差は誰がどこで稼いだのか。F1予選セクター優勢マップ(TrackDominance)で予選アタックのテレメトリーをドライバー同士重ねて比較できる。

目次

予選ハイライト

ラッセルが今季3度目のポール、ハミルトンが土壇場でフロントロウ

モナコでの不完全燃焼から立て直したジョージ・ラッセルが、1:14.679で今季3度目のポールポジションを獲得した。予選を通して常に最速グループに位置し、最終アタックで隙のないラップをまとめ切った形だ。2番手にはフェラーリのルイス・ハミルトンが滑り込み、その差はわずか0.064秒。週末ベストのラップを最後のタイミングで引き出し、フロントロウに返り咲いた。

ルクレールがQ3序盤にクラッシュ、赤旗で10番手スタート

Q3最大のドラマはシャルル・ルクレールのクラッシュだった。ターン4出口でリアを失い、ターン4から5にかけてバリアにマシン前部を打ち付け、残り8分30秒で赤旗が提示された。この時点でタイムを記録していたのはオスカー・ピアストリ(暫定ポール 1:15.176)とマックス・フェルスタッペンの2台のみで、セッションはリセットされ、上位勢はタイヤ1本での一発勝負を強いられた。ルクレール自身はすぐにマシンを降りて歩いて避難したが、Q3タイム不記録で10番手スタートが確定。モナコに続く7日間で2度目のクラッシュとなり、SF-26の損傷次第ではパーツ交換によるグリッド降格の可能性も残る。

トップ7が0.4秒圏内、アントネッリは今季最低の予選順位

赤旗リスタート後の一発勝負は紙一重の争いになった。3番手キミ・アントネッリ(+0.319)、4番手ランド・ノリス(+0.322)、5番手フェルスタッペン(+0.342)、6番手アイザック・ハジャー(+0.398)、7番手ピアストリ(+0.411)と、トップ7がわずか0.4秒に凝縮された。中でも注目はアントネッリだ。ここまで5連勝でランキングをリードし、2番手ラッセルに68ポイント差をつける首位だが、本拠地で記録したP3は今季グランプリ予選における自己最低順位。タイトルを争うチームメイトをラッセルがポールで上回った構図で、決勝はメルセデス内の力関係も焦点になる。

アストンマーティンがダブルQ1敗退、両キャデラックも沈む

下位では波乱が相次いだ。アストンマーティンはランス・ストロール21番手、フェルナンド・アロンソ22番手とダブルQ1敗退に終わり、ストロールは「ダウンフォースが足りず、パワーも不足している」とマシンの根本的な競争力不足を訴えた。セルジオ・ペレス19番手、バルテリ・ボッタス20番手と両キャデラックもQ1で姿を消し、エステバン・オコンはデプロイメントの不調が響いて17番手でQ2進出を逃した。母国レースのカルロス・サインツはQ2最下位の16番手に沈み、Q3進出はならなかった。

FP3ハイライト

ラッセルがFP3も最速、トップ4は0.25秒圏内

土曜午前のFP3でもラッセルが1:15.679でトップに立ち、1分16秒の壁を最初に破った。2番手ピアストリ、3番手ルクレール、4番手ノリスと続き、トップ4は0.25秒以内に収まる大接戦。予選が僅差になることを予感させる展開だった。一方でハミルトンは5番手にとどまり、チームメイトのルクレールから0.45秒以上遅れており、フェラーリは2台間でセットアップの仕上がりに差が残っていた。

アントネッリがFP3で譴責、トラフィックに泣く

アントネッリのFP3は不完全燃焼だった。7番手(+0.821)に終わり、ソフトタイヤでの予選シミュレーションをクリーンにまとめられなかった。ターン1でストロールに進路を阻まれ、続くアタックでもハースにブロックされる不運。さらにストロールの前で苛立ちからブレーキを踏んだターン2の挙動が「不規則な運転」と判断され、スチュワードから今季初の戒告を受けた。本人は感情的になったことを認めて謝罪している。戒告が累積5回に達すると次戦10グリッド降格となるため、軽視はできない。なお、このセッションではボッタスがターン10でブレーキペダルを失いグラベルに突き刺さり、赤旗の原因となった。

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