【海外の反応】ラッセル「フェルスタッペンの不満は理解できる。自分もポーパシングで同じだった」

メルセデスのジョージ・ラッセルが、マックス・フェルスタッペンの2026年レギュレーションに対する不満について「理解できる」と語った。ラッセルは自身が2022年にポーパシング(車体の激しいバウンド現象)で苦しんだ経験を引き合いに出し、「似たような状況を経験したことがある」と述べている。

ラッセルの発言の要旨はこうだ。2022年のメルセデスW13はグラウンドエフェクト規定の導入で激しいポーパシングに見舞われ、ドライバーたちの背中や首に深刻なダメージを与えた。一方で当時のフェルスタッペンはレッドブルRB18で圧勝しており、同じような不満を口にする必要がなかった。だから今、フェルスタッペンが2026年規則に不満を抱いているのは「自然なこと」だと。

しかし、この比較に対して「そもそも問題の性質が全く違う」という声が圧倒的だった。2022年のポーパシングはメルセデスのマシン設計に起因する問題であり、車高を上げれば解決できた(ただし性能は落ちる)。対して2026年のバッテリー依存やエネルギーマネジメントの問題は、レギュレーション自体に組み込まれたものであり、どのチームも逃げ場がない。果たしてラッセルの「似た状況」発言は的を射ているのか。

「そもそもレッドブルはポーポイジングしてなかっただろ」

いやいや、レッドブルのマシンはメルセデスほどポーポイジングしてなかったじゃん……。

フェルスタッペンもポーポイジングについては発言していた。「ポーポイジングで大幅に遅くなるわけではないが、高速コーナーで発生すると危険な状況になりうる。バウンドはドライバーにとって非常に不快で、特に背中と首が圧迫される感覚がある。もちろんそのままレースはできるが、降りた後に体調は良くない」と語っている。

ラッセルがちょっとズルいのは、今の問題はレギュレーションに組み込まれたもので、チームの力ではどうにもならないということ。メルセデスのポーポイジングは1時間で直せた。ただ遅くなるから直さなかっただけ。全く別の話だ。

2022年当時、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はメルセデスに対して「自分たちの車を直せ(Fix your fucking car)」と発言し、大きな話題になった。レッドブルRB18はハイレーキ設計の恩恵もあり、ポーポイジングの影響が他チームに比べて小さかった。

「フェルスタッペンは勝ってた頃から文句を言っていた」

フェルスタッペンは2023年の時点でこの規則に不満を表明していたんだから、「レッドブルが遅くなったから急に文句を言い始めた」みたいな話にするのはやめよう。

いいポイントだ。しかもラッセル本人も当時批判してたよね。

ラッセルは、フェルスタッペンが勝っていた時代からすでに現行ルールを批判していたことを忘れているようだ。

彼がスプリントレースで最も成功しているドライバーでありながら、スプリントのコンセプト自体を好きじゃないと発言している事実を考えると、レッドブルがまた優勝争いできるマシンを作っていても同じ不満を言っていたのは間違いないだろう。

「ポーポイジングとレギュレーションの問題は根本的に違う」

違いは明確だ。極端なポーパシングはマシンの設計に起因するもので、だからこそチームによってレベルが違った。フェルスタッペンが批判しているのはレギュレーションそのもの、バッテリー依存の問題であり、これは全チームが等しく直面している。リンゴとオレンジの比較だ。

ラッセルの言いたいことはわかるが、2022年のルール変更はレースの仕方やクオリファイングでの走り方を根本的に変えるものではなかった。今回は違う。ちなみにペレスも当時不満を言っていた。プリントアウトしてある。

フェルスタッペンは、実際のレースにおけるドライバーの操作や「いつ速く走れるか」のコントロールの話をしている。車の振動問題は不快ではあるが、ドライバーの責任や操作権限を根本的に変えるものではなく、快適性の問題にすぎない。NFLで例えるなら、今のパワーマネジメントは「3ダウンのうち2回しかパスできない」というルール変更に近い。ポーパシングは「全員に不快な新型ヘルメットを被せた」程度の話だ。

「皮肉にもメルセデスの訴えがフェラーリを潰した」

皮肉なことに、メルセデスの訴えによるテクニカル・ディレクティブ(TD039)はフェラーリに打撃を与え、フェルスタッペンはさらに勝つようになった。

フェラーリはTD039が出る前から自滅していたけどね。チャンピオンシップはスパの前にはもう終わっていた。

2022年シーズン前半、フェラーリはレッドブルとタイトルを争える速さを見せていた。しかし戦略ミスや信頼性の問題が相次ぎ、夏頃にはすでに優勝争いから脱落。FIAが安全を理由に発行したTD039は車体の垂直振動に制限を設けるもので、フロアの柔軟性に関する規制強化も含まれていた。結果的にフェラーリのパフォーマンスにも影響を与えたとされている。

「ラッセルは歴史を書き換えようとしている」

ラッセルが言おうとしているように、ポーパシングはレギュレーションの問題ではなかった。メルセデスの問題であり、解決策はあったのに性能が落ちるから実行しなかっただけだ。ラッセルはかなり頑張って歴史を書き換えようとしている。

それこそがポイントだ。ポーパシングはチームが車高を極限まで下げた結果起きるものだった。今回はそういう話じゃない。ラッセルが今シーズン勝っていても、全ドライバーが同じ問題を抱えている。

「はい、そうですねジョージ。で、あなたはルール変更を要求して、実際に変更を勝ち取りましたよね……」

正確には上司がやったんだけどね。あっちの方がキャラが立ってるから。

「上司」はメルセデスのトト・ヴォルフ代表のこと。2022年当時、FIAに対してポーパシング対策を最も強く働きかけたのはヴォルフだった。

「マリオカートの話には誰も反論できない」

フェルスタッペンは2023年のシミュレーション段階からこの規則に不満を抱いていた。2022年前半はフェラーリの方がレッドブルより少し速かったし、メルセデスは車高を低くしすぎてポーパシングが起きていた。TD039を持ち込まずに車高を上げていれば、2022年はレッドブルとフェラーリのもっと良い戦いが見られたかもしれない。

フェルスタッペンが「勝てないから不満を言ってる」という論点そのものがズレている。彼はシミュレーションの時点から、そして勝っていた時期にも批判していた。マシンが大きすぎる、重すぎる、運転して楽しくないと。小さくて軽い車を求める声は、グラウンドエフェクト時代以前から上げていた。

フェルスタッペン:「この車は運転不能だ!!」(30秒差で優勝)

この頃のメルセデスは乗りづらそうにしていたイメージがある

出典:r/formula1、Autosport

ボタンをクリックしてシェア
Subscribe
Notify of
guest
0 Comments
古い順
新しい順 人気順
Inline Feedbacks
View all comments
目次