2026年中国GPスプリントレース後、キャデラックのセルジオ・ペレス車からカウルが外された状態の写真がInstagramに投稿された。撮影者はマーティン・トレンクラー氏(@martintrenklerf1)。
2026年シーズンからF1のパワーユニット規則は大幅に刷新された。キャデラックは新規参戦チームとして、2029年にGM製の自社PUを投入するまでフェラーリからPUとギアボックスの供給を受けている。
「カウルの下」に隠されたエンジニアリングの凄み
普段はピカピカのカウルしか見えないから忘れがちだけど、こういう写真を見ると1基のエンジンと1台のマシンにどれだけのエンジニアリングが注ぎ込まれているか思い知らされる。どこか1チームだけでも透明ボディワークで走ってくれたら最高なんだけどな(まあ中身を見せたがるチームなんていないだろうけど)。
それでも結束バンドは必要なんだな。複雑さとシンプルさの共存、最高だよ。
今シーズンについて何を言われようと、このマシンたちには常に感動させられる。
ほんとそれ。ルールは変わっても、すごいものはすごい。
パーツ特定が始まる
あの逆さまになった円筒形のパーツは何だ?
空気圧コンテナじゃないかな。右側に外部から充填できるパイプが伸びてるし、それが自分の推測だ。
F1マシンのエンジンバルブは空気圧で制御されていて、ギアチェンジなどの「ニューマチック」と呼ばれる動作は実際には油圧だ。窒素ガスが使われている可能性が高い。安定性が高いからね。
見れば見るほど謎が深まるパーツたち
自分は変わった形のパーツに目が行く。この部品、形状もおかしいし、ファスナーが交互についたり外れたりしているパターンも不思議だ。なんでこんな形なんだろう?
あそこは燃料バッグの接続部分じゃないか? ケブラー製の燃料タンクが入る場所としてはちょうどいい位置だし、給油口のフックアップポイントに見える。
メカニックでもないけどエンジンにはそこそこ詳しい自分でも、見てわかるパーツが3つくらいしかない。エキゾーストマニホールドのヒートシールドは見ればわかる。カーボンファイバーのチューブはたぶんインテーク系。あとマニホールドの上にある黒いフラットな3つのパーツはイグニッションコイルだと思う。それ以外はもうSF映画のエンジンだよ。あと、手が小さいメカニックはかなり有利だろうな。
「フェラーリがどこまでで、キャデラックがどこから始まるのか」
フェラーリの部分がどこで終わって、キャデラックの部分がどこから始まるのか見分けようとしてるんだけど。
筆者補足:キャデラックはフェラーリからPUとギアボックスの供給を受けているが、車体(シャシー)は自社設計。
以前、マーシャルが回収したボディワークの破片を持たせてもらったことがある。15cm四方くらいだったけど、あの軽さと強度は本当に理解を超えていた。重量配分がどうなっているのかがずっと気になっていたから、ボンネットの中を可視化できるこういう写真はたまらない。
ラベル貼ってくれ
誰かこの写真にパーツ名のラベルを付けて再投稿してくれないか?
主要構造はこんな感じだよ。
美しさの基準
正直これ、かなりゴチャゴチャしてない?
すみません、人類史上もっとも高度にエンジニアリングされたエンジンのひとつが、あなたの美的感覚を満たしていないと?
普段は表に出てこない部分は見ていてワクワクするな

